表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

282/1560

#ユウマオゲーム配信 懐かしカードゲーム 2

2023/06/07 誤字報告受け付けました。

いつもありがとうございます。

「話も佳境になってきたけど流石に手強くなってきたね……手札が良ければあっさり勝つこともあるけど。

どっちかというと運ゲーになってきてる気がするよ」


・カードゲームだからね

・運が絡むのは仕方ない


「ふむ……ちょっと今持っているカードを見せてもらって良いかの?」


「うん、いいよ。

試しにマオがデッキ組んでみる?」


「うむ、では遠慮なく。

魔物はこのウサギとサキュバスと岩男でええじゃろ。

カードのバランスは……うむ、こんなところじゃな」


「あれ?攻撃カード殆ど入ってない上に弱いカードしか入れてなくない?

それじゃ倒しきれないよ」


・あれ?大丈夫?

・バランス悪そう

・あっ(察し)


「これで良いのじゃよ。

後はこのイベントカードを入れて完成じゃな。

ユウが心配しているし試しに先程ユウが負けた相手と戦ってみようかのう?」


「そいつかなり強いけどそんなデッキで大丈夫なの?さっきまで僕が使ってたので戦ってもいいよ?」


「まぁ、見ておくと良いのじゃ……恐らくこのデッキは負けぬよ。

最初の手札の内3枚が防御系、2枚が攻撃系。

ここは攻撃2枚をガッツに変えてエンドじゃな」


・自信満々だ

・どういう風に戦うんだ?


「相手のターンは一気にガッツに変えてる。

着実にこっちを攻める算段付けてるね」


「大丈夫じゃて。

ほれ、今回も一枚だけ変えてターンエンドじゃ」


「あ、相手の攻撃は……いきなりダメージ大きいのきちゃったよ!」


・当たると痛い!

・回避して!!


「ここで回避カードじゃよ。

ガッツ1の消費でノーダメじゃわ」


「相手はまた大量にガッツに変えてるね」


・あっ

・分かった気がする


「うむ、妾の術中じゃな。

後はひたすらこれの繰り返しじゃよ」


「そんなこんなでマオの魔物は殆どダメージ受けてないけど、相手はそれこそノーダメだね」


「ふむ……ここらでこちらの狙いに気づいたようじゃがチェックメイトというやつじゃ。

先程引いた場のカード、全員に混乱与えて毎ターン山札の上2枚を取り除くカードじゃな」


・エグい

・ダメ押しじゃん

・勝ったな。風呂入ってくる。


「流石にここまできたら読めるけど、カード切れさせると勝ちなの?」


「そうなのじゃ。

このゲームは自分の山札が無くなり引けなくなると負けになる。

そこで回避重視と盾一枚の3人パーティで挑んだのじゃよ。

このゲーム回避カードのコストは恐ろしく低い。

そこで相手にガッツを減らさせる目的で最初にバンバンカードを破棄させた訳じゃ」


「なるほど、最初は攻撃するためにカード捨てちゃうもんね。

でも、考えたら攻撃カードとガッツの割合考えたらたくさん攻撃って出来ないんだよね」


・倒さずに勝つのか

・ルールの穴を突いた感が凄い


「そうなのじゃ。

逆に回避カードは殆どガッツを使わんのでこちらの山札の減りは遅い。

相手が気づいた時には既に勝負が終わっておる。

これがこのゲームの必勝法じゃな」


「カード切れで勝つと相手がめちゃくちゃ罵ってくるけど……」


「正直ルールに欠陥があったとしか言えぬな。

今人気のあるカードゲームもルールをマイナーチェンジしておると聞く。

絶対というものが無いようにバランスを取るため四苦八苦しておるのじゃろうよ」


「なるほど……って、かなりいい時間になっちゃったから今日はここまでにしておこうか」


「そうじゃな。

良ければ高評価とチャンネル登録していくのじゃぞ」


「それじゃ、今日はこの辺で」


『おつかれー』


・おつかれー

・おつかれさま

・おつかれー

基本的にカードゲームが始まった瞬間というのは何かしらルールの抜け穴があるもんです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ