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#三国教授の歴史講義 西遊記編 3

5/9 9:30 誤字報告受け付けました。


報告ありがとうございます。


2023/06/06 誤字報告受け付けました。


いつもありがとうございます。

「さて、三蔵法師を語る前に歴史講義として西遊記を取り上げた理由を話しておきましょう。

結論から言いますと西遊記は三国志演義と同じで実話を元にした創作の話だからですね。

三国志演義が実話と創作の割合が7:3くらいだとするならば、西遊記は1:9でほぼ創作ではあるのですが」


「西遊記は完全な創作じゃと思っておったが実話となる部分があるのじゃな。

そうなるとどの部分が実話であったのかじゃが、物語の登場人物や話を参照すると自ずと見えてくる気がするのう」


・えっ?実話の部分あるの?

・元になる逸話があったってことか


「マオさんの仰る通りですね。

数多の空想上の生き物が登場する中、メインのキャラクターとしては唯一の人間である三蔵法師。

そして物語の中で語られる天竺とは現在でいうインドの事です。

つまり、実話の部分というのは三蔵法師という人は実在の人物であり、インドまでお経を取りに行った……この場合は本格的な仏教の教えを本場に習いに行ったというのが事実ですね」


「やはりそうであったか!

しかし、三蔵法師が実在の人物だとは知らなんだ。

一体どの年代の人物だったのじゃ?」


「生まれは602年とされています。

されていますというのは諸説あって600年説や598年説もあるからですね。

青年時代にインドへと向かい仏教を本格的に学んで経典……西遊記で言うありがたいお経657部を持ち帰ったと言われています。

西遊記では物語中で時間が経っている感じがしませんが、三蔵法師はこのインドを目指して経典を持ち帰るまでに16年の歳月を費やしたと言われています」


・本当にお経持ち帰ってた!

・16年の旅か

・物語になるのが納得の人生だな


「今のように車や飛行機があるわけでも無く、あの距離を移動するとなると馬もすぐに潰れてしまいそうじゃから己の足で移動するしか無いというわけか。

しかも、帰りは経典657部を持ち帰ったと言う事は荷物も莫大であったろうに……どれほど大変な旅だったか想像がつかぬのう」


「西遊記に出てくる三蔵法師が乗っている馬は白龍が変化したと言われているので潰れる心配はなさそうですが、現実はそうはいきませんからね。

経典は流石にロバや馬に引かせたのではと思いますが、それは裏を返せば自分は歩けと言う事ですからね。

行き以上に時間がかかったのは想像に難くないです」


・ちょっと想像出来んわ

・大変にも程があるよな

・宅配便とかないしな


「経典を持ち帰ってからはどのように過ごしていたのじゃ?」


「元々彼は仏教の研究家でもありました。

そこで持ち帰った経典を読み耽って注釈を添えていたそうですよ」


「ふむ、進むべき道に進んだと言った感じじゃな」


「ええ、その通りですね。

さて、これで最遊記の登場人物でメインの4人の解説を終えたので今日はここまでにしておきましょうか。

毎回このような講義を行なっていますので、面白いと思われた方はチャンネル登録や高評価をお願いいたします。

最後にマオさん何かありますか?」


「今日も楽しく学ばせていただいたのじゃ。

また講義がある時には呼んで欲しいのじゃな」


「もちろんお呼びさせていただきますよ。

それでは概要欄にマオさんのチャンネルのURLが貼ってありますので、そちらの登録もよろしくお願いします。

それでは今日はこの辺でお開きにしましょう」


「お疲れ様ですなのじゃ」


「お疲れ様です」


・おつかれさまです

・おつかれ〜

・おつかれさまです

三蔵法師は実在の人物だったと言う話ですね。

勿論男性です。

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― 新着の感想 ―
[一言] のび太のパラレル西遊記では玄奘はちゃんとごつい男性で描かれていましたね。 調べたら1988年の映画でした。懐かしい。
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