#シズムのASMR講座 〜ゲスト マオ回1〜
「こんばんわーん、シズムチャンネルへようこそ!」
・こんばんわーん
・こんばんわーん
・こんばんわーん
「今日はオフコラボで特別なゲストをお呼びしてるよ。
異世界からやってきたくじよじ所属の魔王のマオちゃん」
「初めましての方は初めましてじゃな。
異世界で魔王をやっていたマオなのじゃ」
・おお、マオちゃんだ!
・オフって事はシズムちゃんの家にいるの?
「そうなの〜今日はASMRを習うために家に来てくれたんだよね」
「うむ、多くのVの方がやっておるので気になってのう。
その中でもASMR界のトップをひた走るシズムさんに習うのが一番良いと思っての。
シズムさん、いや先生。
今日はよろしく頼むのじゃ」
「いや〜先生なんて照れちゃうなぁ。
じゃあ、先ずはASMRに使うマイクを見てみようか?
よいしょっと」
「こ、これはマイクなのかのう?
人の頭にしか見えぬが……」
・出た!バイノーラルマイク
・めっちゃ高い奴やん
「そうそう、これが一般的に使われているマイクで音を立体的に拾ってくれるの。
ちょっとこれに切り替えて………」
『どうかなぁ?
耳元で囁いているように聞こえない?」
『おお〜まるで先生がすぐそばにいるようじゃ。
うむうむ、これは素晴らしいのう』
・耳が幸せだわ
・良き良き
・最高です
『このマイクは音を立体的に、そして敏感に拾う性質があるの?
こうやって遠ざかると段々遠くに行ってるのが分かるでしょ?
それもどの方向に行ったかまで」
『確かに……シズム先生がマイクの右斜め後ろに歩きながら喋っておるのじゃが、イヤホンでも右斜め後ろから声が聞こえてくるのじゃ』
・確かに分かる
・やっぱ凄いな
『だから試しにやってみるけど』
こんこん!ガチャ!
『やっほー遊びに来たよ!
あ、急にパソコンの画面隠しちゃってどうしたの?
……はは〜ん、さてはエッチなもの見てたんでしょ!
私にも見せてみなさい………って、これ私の写真!?
……みたいな、急に遊びに来た幼馴染とのテンプレラブコメ遊びとか出来るよ』
・めっちゃいい
・最高のシチュだな
・王道だわ
『うーん、マイクもさる事ながら咄嗟にそのような演技が出来てしまう先生の演技力が素晴らしいのう。
淀みなくスラスラと出来るのもお見事なのじゃな』
『こういう放送をやる上で一番ダメなのは照れる事だからね。
やるなら徹底的にそのキャラになりきってやらないとダメだよ!』
『うむうむ。
先生、妾も何かやってみたいのじゃ』
『それじゃマオちゃんに合わせた台本を作ってみようか。
リスナーさんは少し待っててね』
・了解!
・楽しみ
・すこしまつ