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#第一回伴奏オケコンテスト 3

「続いてはオーレショー所属のカフェ・ランチさんですニャー」


「どーもどーも、本日はよろしく頼みますよ」


「今日はロリ声で少女アニメの歌を歌うとか」


・え!?

・草

・罰ゲームやん


「なんでやねん!

ちゃんと俺に似合うアイドルソング持ってきましたわ」


「はい、それではナコちゃん。

日曜の朝にやってるやつお願いしますニャー」


「はいはーい、いくってスよ。

せーの!」


「おい!ちょっと待ちーや!

ああ、もう!

ハートキャ……」


・歌うんかーい

・歌えるんや

・割とロリ声完成しとる

・ランチさーん、がんばえー


「はい、ランチさんありがとうございましたニャー」


「これ、ただの罰ゲームやないか」


「まぁ、打ち合わせ通りなんですけどね」


「それ言ったらあかんやろ!!」


・打ち合わせ通りだったのかな

・予定調和w

・さすが仕込んでくるなぁ


「えー、次の方ですが……これは皆さん意外では無いのか二ャ?

まさか参加のお返事を頂けると思わなかったくじよじ所属の三国教授!!」


「皆さん、こんばんわ。

本日はこのような楽しげな催しにお誘い頂きありがとうございます」


・ふぁっ!?

・三国教授!?

・嘘でしょ?


「まさか参加して頂けるとは思わなかったです二ャ。

歌はよく歌われるのですか?」


「歌謡も歴史の一部ですからね。

勉学がてらに練習させていただくことはありますよ」


「なるほど。

それで歌う曲も打ち合わせで聞いたので間違い無いでしょうが……洋楽ですか二ャ」


「職業がてら英語は必修ですからね。

洋楽を聴くことでヒアリングの力を。

歌詞を和訳することでリーディングの力を。

歌うことで発音の正確さを学ぶことが出来るのですよ」


・さすが教授

・なるほど

・え?本当に教授なの、この人?

・そうだよ


「なるほど。

それでは歌ってもらいましょう。

狐の鳴き声とは?」


「♪♪♪」


・うまっ!

・これかよ!

・意外すぎる


「はい、ありがとうございました。

……実際に狐の鳴き声って聞いたことがないです二ャ。

創作みたいにコンコーンでは無いでしょうし」


「その点を皆さんに考えて調べて欲しいという思いも込めて選ばせて頂きました。

知的好奇心をくすぐられて実際に行動し、その知識を得る快感。

これを味わってもらえると幸いです」


「本当に為になりました二ャ。

三国教授に皆さん盛大な拍手をお願いします二ャ」


・パチパチパチパチパチ

・8888888


「続いては……デュエット曲での参加ですね。

くじよじのセンシティブコンビ。

黒雪姫花さんと夜野蝶子さーん!」


「私の下僕ちゃん達いい子にしてたかしら?

黒雪姫花よ」


「いらっしゃいと言いたいところですが今日は招かれてる側ですからね。

よろしくお願いします」


「お二人が歌う曲ですが………はーん、なるほど。

あの有名な百合アニメの主題歌ですね」


「私達の場合は本物の女神様が見てらっしゃいますからね」


「しっかり歌わせてもらいますわ」


「それでは歌ってもらいましょう」


♢ ♢ ♢


「ルーナの話が出てるね」


「折角だから繋いでみるかのう。

ルーナ、聞こえるかの?」


「はい、聞こえてますよ」


「ルーナ様が見てるって状況だけどどうよ?」


「どうもこうもありませんけどね。

末永く爆発しろとしか言えませんわ」


・おい女神!

・ネットスラング覚えてやがる


「良いではないか。

せめてあの2人が幸せに歩めるように祝福してやってはどうじゃ?」


「それはもう遅いですね。

彼女たちを見るたびに何とも言えない気持ちになってきて毎回祝福が漏れ出しています」


・おい女神!

・ダメだコイツw


「ま、まぁ仕方ないんじゃないかな?

僕たちから見てもお似合いの2人だし」


「そ、そうじゃのう。

ほれ、大盛況に終わってそろそろワシらの番じゃぞ」


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― 新着の感想 ―
[一言] 某狐踊りの曲、自分には「What's the fuck say」にしか聴こえなかったです
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