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#ユウマオ配信 〜袋整理にゲスト登場 2〜

「取り出したのは全身鎧じゃな」


「あ、踊ちゃんが逃げた」


・なんで?w

・逃げた?


「ほれ、もう此奴は妾の思う通りにしか動かぬ故安心せい」


ガシャ!ガシャ!ガシャ!ガシャ!


・なんか金属が動く音が聞こえるんだが

・え?鎧が動いてるの?


「えっと・・・急に離れてすいません。

リハーサルで酷い目に遭ってしまって」


「一から説明しないと分からないよね。

この鎧って魔王城の侵入者を自動的に迎撃する防衛装置だったんだよね」


「それをユウが倒して動かなくなった鎧をあろうことか袋の中に詰め込んでおったのじゃな。

後で高く売れるかもしれない・・・じゃったか?」


「それでその鎧というのが魔力切れで動かなくなっていたのでマオさんが魔力を注入したのですが・・・あ、思い出したら震えが・・・」


・何があった?

・トラウマになってんじゃん

・また何かやらかしたな


「子供の姿では上手く魔力で操れなくて暴走しちゃったんだよ。

鎧が走った先に踊ちゃんがいてあやうく轢かれそうに・・・まぁ、その前に僕が止めたんだけどね」


「あれは本当に死ぬかと思いましたよ。

ただ、勇者とか魔王とか魔法とか異世界とか全部の話が真実なんだなって悟りましたね」


・目の前でそんな事が起こればなぁ

・マオちゃんが大人になってるのは制御のため?


「コメントの言う通りに制御の為の大人じゃな。

これで好きなように動かすことが出来るようになったのじゃ」


・なるほど

・しかし、動く鎧か

・リビングメイルってやつ?

・さまよう感じもするな


「これはアンデットとかじゃなくて魔力で動かしてるからリビングの方が近いかな?

鎧が動くのはアンデットの魂が乗り移る。

魔力で動かす。

寄生生物が動かしてる。

とか色々なパターンがあるよ」


・アンデットも嫌だが寄生生物も嫌だな

・その生き物を食べちゃうんだろ?

・ダンジョンで飯食うんじゃないんだから


「あ、今気が付いたんですけど。

これってマオさんが大人だから制御できてるんですよね?

子供に戻ったらどうなるですか?」


「子供の姿では魔力操作が上手くいかなくて自在に動かせないだけじゃからな。

予め命令を与えておけばその通りにしか動かぬから大丈夫じゃろう」


「最悪、また袋に入れておけばいいんだけど・・・社長がキラッキラの笑顔で鎧を見てるんだよね」


「防犯には使えるじゃろうて。

窓からの侵入者、正規の鍵を使わぬ入り口の開閉を行ったものを拘束するとかで良いのではないか?」


「あ、社長さんが手で大きく○を作ってますね。

所で正規の鍵を使わないってそんなの判別できるんですか?」


「うむ、正規の鍵を使った時の振動を覚えさせておくのじゃ。

違う振動で扉を開けたが最後、鎧アタックじゃな」


「防犯には最適かもね。

屋敷に飾ってあるような鎧だからインテリアにもいいし」


・たしかに

・全身鎧の置物は憧れあるよな

・あの社長は好きそうだ


「というわけで今日の袋整理は終わっておこうかな。

今日は来てみてどうだった?」


「少し怖い思いもしましたけど自分が知らない世界をたくさん知れて楽しかったです。

今日はコラボを受けてくれてありがとうございました」


「お礼を言うのはこちらの方じゃよ。

今回は何よりも危険物の処理で大活躍じゃったからのう」


・そうだった!

・あれはナイスアシスト!

・MVPやで


「ほんとほんと。

踊ちゃんが来てくれて良かったよ。

是非また遊びに来てね」


「はい、また是非!」


「それじゃ今日はこれで終わりじゃが概要欄に根田踊ちゃんのURLが貼ってあるのでリスナーさん達は登録を行うのじゃぞ」


・了解!

・面白かったから登録します

・登録してきた


「それじゃ今日はこれでお別れだよ〜踊ちゃんもリハ通りにね」


「せーの」


『おつかれー』


・おつかれさま

・おつかれ

・おつかれ



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