#田中家 〜人気(だった)ボードゲーム回 3〜
「1週間、7ターン経過時点でユウちゃんがトップ。
次にマオちゃんで三位が俺。
最下位は先日復活したばかりのルーナちゃんか」
「うう、こんな筈ではありませんでしたのに」
・概ね予想通り
・ル虐が捗る
・まとめられそう
「そうは言っても今のところはそんなに変わらないよ。
ここからは違うけどね」
「おお、つまりアレを狙うわけじゃな」
「そうそう。
最初にルーナが突っ込んでくれたから強さは把握出来てるからね。
村のボスを倒しにいくよ」
・ついにやるのか
・がんばれー
「ステータスはあっちの方が上だけど・・・ここで決まれ、ひっさつ!!」
「おお、決まった!
これでこの村はユウちゃんの支配下になったわけや。
自分の村ではお金を受け取ったり、投資してレベルを上げることが出来るぞ。
ただ、他のプレイヤーと勝負して負けたら奪われる可能性があるかな」
「うーん、まぁそんなにやられる事も無いでしょ!
投資投資!」
「じゃあ、続きをやっていこう」
「んで、ユウちゃんが村を手に入れてから三ターン経過してマオちゃんの出番なんだけど・・・さっきから何か企んでない?」
「あ、そこは僕の村だよ!
ようこそー!!」
「ふふふ、実は最初の方にこのアイテムを手に入れて温めておったのじゃよ」
「あ、そでのしたやん。
そのアイテムの存在忘れとったわ」
・おっと
・名前から嫌な予感が・・・
・これは
「これを村長に渡せば・・・ほれ!
村が妾の物になったのじゃ!」
「え?なにそれ!
ズルい!!」
「ふふふ、勝負じゃからな〜恨みっこなしじゃよ」
「楽しそうでいいですわね・・・私は全く浮上出来ませんわ」
「ま、まぁまだ半分はあるからこれから逆転の目もあるかもしれんし頑張ろう」
「そして最後のターンが終わって・・・結果はトップがマオちゃん。
次にユウちゃん。
俺が3位でルーナちゃんが4位と」
「やっぱり村を取られたのが痛かった」
「久しぶりに勝てて妾は満足じゃよ」
「うう、やっぱり一度も順位が上がりませんでしたわ」
・マオちゃん一位は予想外
・おめでとう!
・ルーナちゃんどんまい!!
「これ友情破壊ゲームとはよく言ったもんだね。
村の件はちょっと殺意湧いたもん」
「初めて会った時以来の殺気じゃったな」
「ここで勇者と魔王の戦いを再開するのはやめてくれへんか?
住んでるところとかヤバくなりそうだし」
「今の2人の力でも全力で争えば・・・彼女達が住んでいる大田区辺りは滅びそうですね」
「それ、俺の住んでるところも含まれてるやんけ。
ええか、自分ら絶対に喧嘩するんじゃないで」
・ヤバい
・避難しなきゃ
「流石にもう一回はしないよ。
殺し合いなんて最初の一回で十分だよ」
「うむ、そうじゃな。
妾達は手を取り合うことを選んだのじゃから、暴力に訴えるようなことはせぬよ」
「ほんまに頼むで?
それじゃ今日はここまでやね」
「概要欄にありますので其々のチャンネル登録よろしくお願いしますわ」
「それじゃ最後はみんなで」
「うむ、お別れの挨拶じゃ」
『せーの』
『おつかれー』
・おつかれー
・おつかれさま
・おつかれ
このゲームはできる嫌がらせのレベルが鉄道より多いのでマジで喧嘩になります。