#ユウマオ配信 〜袋整理 6〜
「それじゃ次のアイテム取り出すよ!
えーっと、これは石だね」
「なんでただの石が入っておるのじゃ?」
・いし?
・何か進化させるとか?
「ただの石じゃないよ!
野営した時にせっせと見つけた投げやすい石なんだよ」
「それは見ればわかるのじゃが・・・それを何故袋に入れる必要があるのじゃ?」
「RPGだと敵と出会って戦うわけじゃない?
その時にご丁寧に一回ずつ行動するんだけど現実はそうはならないんだよ」
「そうじゃな。
しかし、それと石に何の関係があるのじゃ?」
・俺は分かった
・分からん
・なるほど
「相手を見つけて先に仕掛けた方が有利ってことだよ。
その時、近くに手頃な石があるとは限らないから暇を見つけてはせっせと集めていたわけさ」
「ふむ・・・魔法ではいかんのか?
その方が強いと思うのじゃが」
「状況によるかな?
魔法が有利な場面はあるけど必ずじゃない。
魔力を温存したい時や目立ちたくない時は石の方がいいんだよ。
あと、前提条件として間違っているけど投擲された石は下手な魔法より強いよ」
・たしかに
・勇者の投擲は凄そう
「なるほどのう。
確かにこちらの世界の歴史書を読んでも古来の武器は投擲された石じゃったのう。
城での籠城戦では城壁を登ろうとする兵士への攻撃手段として積まれておったという話もあったのう」
「そうでしょ。
石は馬鹿に出来ないんだよ。
それで、次は鉄の球」
・鉄球きた!
・特別な回転で投げるやつ!!
・これは強い!
「・・・聞くまでも無い気がするがこれはなんじゃ?
そしてコメント欄は何故にそのような盛り上がり方をしておるのじゃ?」
「これは前に言ってた職人に相談したら作ってくれたものだよ。
僕の手に合わせて最高にフィットして投げやすく作られているんだ。
コメント欄の盛り上がりはアニメネタだね。
あんな一生止まらない回転では投げれないから」
「ここまで盛り上がるということはかなり有名なんじゃろうか?」
「今度貸してあげるよ。
で、最後に取り出すのは金の・・・」
「ストップ!それは取り出しちゃ不味いのじゃ!」
・なんだ?
・ああ、なるほど
・おじさんのやつか
「え〜折角だからオチつけとこうよ」
「だめなのじゃ。
昨今は中々に厳しいからのう。
BANされる要因はやめておくれ」
「じゃあ、大きなき・・・」
「はーい、今日はここまでなのじゃ!
みんな見てくれてありがとうのう。
登録、高評価もよろしく頼むじゃ。
それではおつかれ〜なのじゃ」
・え、おつかれ〜
・ほんとに終わったw
・おつかれ〜