#忍者の卵の映画 2
「みんなも知っての通りに、元々は子ども向けの定番アニメ作品なんだよね」
「なので、作品の内容はコメディ寄りで、忍者学校の生徒や先生もお気楽なパターンがあるのじゃが……流石に映画は一味違ったのう」
・実力とかあまり分からないよね
・先生達は優秀なんだとは思う
「先ず生徒達なんだけど、1年生は未熟なんだけど、卒業間近の6年生ともなると立派な忍者だったね」
「軍を相手に撹乱できる程の実力じゃったな。
じゃが、この6年生を6人同時に相手にしても主人公の担任は全く無傷で圧倒しておった」
・そんなに強かったんや
・優しいイメージしかないのに
「忍者バトルと言えば、さっき話した最強忍者軍団の組頭もすごかったね」
「もう1人の先生の息子で、人気も高い若手のプロ忍者とその仕事仲間の3人との戦いじゃな。
ここでは3人チームになってその組頭に挑むのじゃが……全く歯が立たなかったのう」
・そんなに強いのか
・これは沼りそう
「いや、本当に圧倒だったね。
しかも、後々のセリフで手加減されていたということが、プロ忍者チームの口から語られるんだ」
「実際に見てみると分かるのじゃが、確実に命を取れる場面で無力化する方向に舵を切っておるからのう。
最強の名前は伊達じゃないのう」
・ちゃんとバトルしてるんだな
・なんか違うアニメの話みたいだ
「実際にギャグパートではいつもの流れを意識しつつ、真面目なシーンでは映画ならではの空気になるように考えて作られていると思うな」
「いつも見ている子どもを置いてけぼりにはせず、それでいて同伴した親御さんや、久しぶりに観に来たという復帰組といった大人も満足できるような作りになっておるのう」
・丁寧に作られてるんだな
・そういうのは大事だよね
「原作知っていると楽しめるのは間違い無いんだけど、そこに戦国の知識があると更に楽しめるかな」
「うむ、そうじゃな。
作品の中では一夜にして城を建てる一夜城も出てくるのじゃが、これはかの有名な豊臣秀吉の墨俣の一夜城がモデルじゃ」
・知ってる知ってる
・有名だよね
「これを上手く軍略に嵌め込んであったり、戦国時代の国同士のバランスなどを描いてあったりと時代考察も捗る作品となってるね」
「この辺りも一種の沼と言って良いじゃろうな」
・この沼、深い!!
・ぼぼぼぼぼ