キャラメイクにこだわりを 3
今回紹介したゲームはハニーセレクト2、サマバケ、カスタムオーダーメイドです。
自由度が高いのでキャラメイクが好きな人には神ゲーだと思います。
モンハンでもキャラメイクをサクッと終わらせてしまう自分には合わなかったですね。
「もうそこのスタッフって解散しちゃったの?」
「実のところは別会社を作って、同じようなキャラメイク系のゲームを作っていますね。
こちらが先ほど話していたアニメ系の3D作品の一つです」
「ふむ、ならばそこが後継会社という事か。
ならば、そこで今までのゲームを販売すれば良いと思うのじゃがな」
「後継会社というのは潰れた方の会社が否定しているので違いますね。
あくまで開発スタッフが立ち上げた別会社という立ち位置だそうです。
ただ、新会社の名前に旧会社の一部が使われていることから、喧嘩別れみたいな感じではないと思いますよ」
アニメ系のキャラメイク作品を作っている会社は全く別会社という定義であるが、最初の三文字が同じであったりすることから、旧会社の作品の権利を持たしていないだけで蟠りがあるということでは無いのがわかる。
「ふむふむ、確かに最初の読みが変わらない部分があるから問題があったわけではないようじゃな」
「こちらの会社では現在二つのキャラメイク系作品が販売されていますね。
両方ともアニメ系で、かなり売れているようです」
「えっと、これでリアル系とアニメ系が一種類ずつだよね。
後はアニメが一種類あるんだっけ?」
「そうですね。
こちらは全くの別会社の作品で、メイドさんを使って飲食店や大人のサービスを行うお店を経営するゲームです」
こちらのゲームでは引き継いだメイドサービス経営のシミュレーションゲームとなっている。
ヒロインである3人の他に、雇うメイドのビジュアルを細かく鍛えることが出来るのだ。
「へぇ、メイド服が基本だけどそれ以外も着せられるんだね」
「こちらの作品は現在もアペンドを出し続けていますね。
去年の80%オフクーポンで買ったのがこちらの本編とアペンド6種組なのですが、素の値段だと2万超えてましたよ」
「とんでもない価格じゃのう」
「更にデータ量は65GBありましたからね。
現状で一番用量を喰うゲームだと思います」
因みに今年はアペンド8種入りの2万5,000円で販売されていたりする。
「ということは悩んでおるのはこのもう一つ、新会社の方のアニメ系作品ということかのう」
「そうなんですよ〜どうしたらいいんですかね?」
「そこまで決まっているんなら大人しく買った方がいいんじゃないの?」
「……まぁ、結論はそうなんですけど、悩む時間が楽しいんじゃないですか」
「それなら期日まではじっくりと悩んで居れば良いじゃろうよ」
結局のところ、巫女の中では既に決まっているのだがダラダラと話したかっただけのようであった。
それを見抜いたユウとマオは存外、冷たい言葉を投げかけるのだった。