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有閑喫茶鳥獣戯画 三人の屋台骨

以前少し登場した有閑喫茶鳥獣戯画を覚えておいでだろうか?


くじよじと同じようにVのタレントを抱えて運営している会社である。


今日はこの会社の様子を見てみようと思う。


この会社のタレントは名前通りに鳥獣戯画をモチーフにしたキャラクターを女の子に擬人化した姿をしている。


その中でもやはり鳥獣戯画の看板とも言える兎と蛙は二大巨頭というべき人気を誇っていた。


蛙の彼女はフロウ・ツグ。


以前にサムネ下手企画で登場したので覚えている方も多いだろう。


兎の女性は泥舟(どろぶね)(しずむ)


実際には繋がりはないのだが、兎繋がりということでカチカチ山に登場する兎と同じという設定になっている。


先ずはこの2人がデビューしたのだが、それを追いかけるようにデビューしたのが猿の娘である。


鳥獣戯画に置いては泥棒をして兎と蛙に追いかけられる存在。


こちらも実際の繋がりは無いのだが、猿繋がりということでさるかに合戦の猿と同じという設定になっている。


名前ものそのままに


青柿(あおがき)投子(とうこ)


である。


この3人を持って有閑喫茶鳥獣戯画の一期生と表記されることが多い。


3人は其々に得意ジャンルが違い、


ツグはバラエティ企画を考えたり参加することが多い。


ゲーム配信もやる事は多いがマイナーなものが多く、海外製も少なく無い。


海外製は日本語対応してない事も多いのだが意外にも彼女は完璧な発音で読んだ後にリスナーに意味を説明することに長けていた。


それもそうであろう。


実は彼女はアメリカ人の父親を持つハーフなのだ。


その為に海外向けの英語配信も積極的に行っており、海外ニキを取り込んだ彼女の登録者数はダントツで多かった。


次に紹介するのはシズムだ。


彼女の配信の専門は歌とASMR配信である。


大抵のVが歌う曲はカバーのオケが多いのだが、彼女は作詞・作曲を自分で手がけてオリジナルの曲を歌うことが多い。


また音源もオケだけではなく、ギターやキーボードを生演奏する事も多い。


ASMR配信・・・を語る前にこれがどういうものか語ったほうがいいであろう。


これは音を立体的に捉えられる超高感度マイクを使った配信である。


有名なものは人の頭型のマイクでその頭の右側に話しかければ右のスピーカーから、左側から話しかければ左のスピーカーから音が出る。


また、音の距離感もはっきり分かり、遠くの扉が開く音を距離と位置を正確に把握することが出来ると優れものなのだ。


但し、それだけ高性能かつ手間のかかったマイクである為に一台100万円というとてつもない値段がする。


彼女はそのマイクをオーダーメイドして個人で5台持っているという、音に対して人一倍のこだわりを持っているVであった。


何故これほどのお金があるかというと登録者数こそツグに負けるものの、一番お金を稼いでいるのが彼女だからである。


そのカラクリはというと自身で作成した曲とASMRの音声を販売しているからである。


また、自身で作成した曲であるので泥舟・沈の名前でカラオケにも登録されている。


これらの販売と印税によって彼女は莫大な収入を得ているのである。


最後のトウコはほぼゲーム専門であり、雑談もアニメ・漫画が中心である。


その分かりやすいまでの層はかなりの激戦区なのであるが、彼女は持ち前のゲームセンスと有識者すら引くレベルのアニメ・漫画知識と熱意に根強いファンを獲得していた。


特にゲームプレイ動画はどんなに難しいものでもサクサクと進めてストレスなく見れるなど評判である。


マナー違反ではあるのだが、この世界では下手なプレイを見るとプレイしているVに指示を出す指示厨というものが少なからず存在する。


Vの人が意見を求めていたならばともかくとして、何も聞いていないのにこのような事を出すのは迷惑以外の何者でもない。


また、それに合わせて匂わせ・ネタバレのコメントもよろしく無いのでそういう事はしないように気をつけよう。


下手すると自分が応援しているVからブロックされる可能性もあるぞ。


・・・熱くなりすぎてしまったようだ。


こうした指示厨も出にくい上に必ず最後までプレイしてくれるのが彼女の人気の秘密であろう。


他に後輩が何人もいるが有閑喫茶鳥獣戯画はこの3人という屋台骨に支えられているグループなのである。


次回からは彼女たちの配信の様子などを見ていけたらと思う。


私の正体?


謎の天の声とでもしておいてくれ。

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