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#田中家 〜TRPG回 4〜

GM「村に到着した一行であるが・・・ちょっとみんなのキャラクターシート見させてもらうで。

ふむ・・・なるほど・・・それなら・・・。

なんという事だろう。

君達は急ぐあまり武器と防具以外の道具を持ってくるのを忘れてしまっている。

ゴブリンの巣穴は洞穴だ。

中は暗いから明かりが必要であろう。

ロープやナイフも必要になるかもしれない。

探索が長引いた時には食料や水も必要だ。

それらの冒険に必要なアイテムの一切がないのだ!」


「え?どういうこと?」


「君らのキャラシの持ち物欄何も書いてへんやん。

出発前に必要なもの申請して確認してくれんと」


・あ!

・初心者がやりがちなミスや

・こいつら何しにきたんだ状態


「むむむ、それは妾たちが悪かったが今から書いてはダメかのう?

初心者ということで」


「もう出発してるからそれは認められないな。

まぁ、ここからはロールプレイで何とかしておくれ。

旅商人が君達から語りかけるところからスタート」


旅商人「見たところ皆さんは冒険用の道具など持っておられないように見えるのですが、それらはどうされたのでしょうか?」


エルフ「荷物持ちはドワーフの仕事でしょうに。

荷物はどうしたの?」


ドワーフ「そんなものワシに聞かれても知らぬわ。

グラスランナーが持っておるのじゃないのか?」


グラス「部屋に三人分用意してたんだけどねぇ、出る時忘れちゃった」


旅商人「いまから取りに戻られては村に被害が出てしまうかもしれません。

そこでどうでしょうか?

今回の護衛費は探索に必要なセットということでは?」


・なるほど

・救済措置が

・NPC使って救済入れるの上手いな


エルフ「それは助かります。

2人も文句はないわね」


ドワーフ「今更取りに戻れんし構わんぞ」


グラス「僕もオッケーだよ」


旅商人「交渉成立ですね。

それでは松明、油、火打ち石、片手鍋、ロープ、ナイフに加えて水と食料を3日分お渡ししましょう。

後は消毒用に少量のお酒も付けておきましょうか」


エルフ「こんなに頂いてよろしいのですか?」


旅商人「おかげさまで上手い商売にありつけそうですから気になさらずに。

次に見かけたら顔なじみの分、ほかのお店より優遇してくださいね。

私も勉強させてもらいますから」


ドワーフ「がっはっはっ、気に入ったわ。

特に酒をつけるところがのう。

別の場所で見かけても優先的に寄ってやろう」


グラス「買うかどうかは品揃え次第だけどね」


旅商人「それで結構ですよ。

それでは私はあちらの広場で露店を開いてまいります」


・これは良いロールプレイ

・みんな上手いな


GM「旅商人と別れた3人は村長の家を探した。

幸い、行商人の護衛をしてゴブリンの退治までしてくれる冒険者と知ると快く案内してくれた。

村長は3人を見ると頭を下げて話し始めた」


村長「数日前より近くの洞穴にゴブリンどもが住み始めたのです。

まだ村に被害は出ておりませぬが、ちらほらと偵察をしているゴブリンを見かけており、近々攻めてくるものだと思います。

その前に冒険者様にゴブリンを討伐していただきたいのです」


村長の言葉に3人が了承しようとしたその時、入り口の扉が勢いよく開けられる。


村人「村長!ゴブリンの奴らがまたやって来やがった。

今回はかなり近いところまで来ているから何かやらかすつもりかもしれん」


・でた〜テンプレ!

・偉い人と話してる途中のトラブル!

・定番だよね


村長「なんじゃと?

やはり東側からか?」


村人「ああ、そうだ。

東側には巣があるから最短で来たと思う」


GM「君達はこの話を聞いてすぐに助けに向かっても良いし、放っておいて巣穴の壊滅に力を注いでも良い。どうする?」


「そんなもの決まってるよね?」


「もちろんじゃよ」


「決まってますわね」


『倒しにいくよ』


・カッコいい!

・がんばれー

・ゴブリン死すべし、慈悲はない

このシステムだと長くなりすぎますね・・・ビガミにしておけば良かった。

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