#ユウマオ配信 〜袋整理4 竹槍?〜
「意外と片付かないもんじゃのう」
「一個一個選別してるから仕方ないよね。
向こうでのエピソードも紹介してるわけだし」
「確かにそうじゃが・・・おっ?
なんじゃ、これは??」
「あ、竹槍だね。
最初に王様から貰った武器だよ」
「た、竹槍が最初に支給された武器じゃと!?
城の兵士達も同じような武装じゃったのか?」
・あるある
・ゲームだとあるあるだけどリアルだと辛い
・竹槍一本で魔王倒せとか頭おかしい
「うーん、城の兵士は普通に鉄製品だったと思うよ。
何回か共闘することがあったけど、将軍家クラスだと魔法の武具を持ってたかな?」
「捨て石にはそれで十分というわけか・・・クズ王め!」
・これはクズ
・王様許されねぇな
「ちょっとマオ!
殺気と魔力が漏れ出してるから抑えて抑えて。
結果的にこうやってマオやリスナー達と楽しく毎日過ごせてるんだから、僕はもう気にしてないよ」
「お主がそう言うのであればそうなのだろうが・・・しかし、こんな物でも最初に貰った武器という思い出は捨てれぬか」
「え?全然捨てれるけど。
何なら役目の終わった門松と一緒にゴミに出しちゃおうかと」
・思い出の品じゃないの?
・捨てれるんかーい!
・草
「何じゃと?
思い出の品だから取っておるわけでは無いのか?」
「違うよ〜ほら良く見て。
先の方に小さか穴が空いてるでしょ?」
「う、む。
確かに空いておるな」
「ここに紐を通して簡易的な釣竿として使ってたんだよ。
竹はしなるから遠くまで飛ばしやすいんだよね」
・まさかの釣竿www
・竹は確かに遠くまで届く
「なるほど、生活の一部分であった訳じゃ。
他の釣竿は手に入らんかったのか?」
「神話級の釣竿も手に入ったよ。
ただ、飛距離だけなら竹の方が上だったんだよね。
使いわけることもあったから残しておいたんだよ」
「ふむ・・・こちらでは釣りをする機会も中々に無いからのう。
廃品候補に挙げてしまうか」
「この程度なら誤魔化しも効くから幾らでも捨てれるけど、武器類は大変だよね。
このまま奥にしまっておくしかないかな」
「表に出せぬ代物であるし仕方あるまい。
しかし、本当に数点出しただけで予定時刻に達してしまうのう」
・もうこんな時間か
・異世界話楽しいからゆっくりでいいよ
・何ならもっと聞きたいまである
「リスナーのみんなには好評みたいだし、また時間作って整理はしていきたいね」
「そうじゃな。
それでは今日も長い時間付き合ってくれて感謝するのじゃ」
「今日はこの辺にしておくよ。
それじゃ」
『おつかれ〜』
・おつかれ
・おつかれ
・おつかれさま
釣竿の話は元ネタがありますが、これが何の話なのか分かる人は極少数だと思います。