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#魔王の晩酌配信 〜改めてご挨拶 1〜

「我が配下たちよ、遅くまでご苦労。

一日経つと戻ってしまうので、その前に改めてこの姿で挨拶をさせてもらおう。

妾は異世界の元魔王、田中マオじゃ。

よろしくのう」


・大人マオちゃんだ!

・もうマオさんだろ

・むしろマオ様

・↑正解


「さて、今宵は妾の晩酌に付き合ってもらおうと思うので各々が酒を準備してもらうぞ」


・やばい、大人ボイスゾクゾクくる

・喋り方の雰囲気も違う気がする

・やっぱ色々影響するんだな


「そうじゃのう・・・コメントにもあるように小さな姿は精神まで引っ張られておる感じじゃったのう。

しかし、そのように声だけで心をざわめかせる事が出来るならこの姿でASMR配信をやってみるのも面白そうじゃのう。

果たして何人の配下が正気を保っていられるかのう・・・くっくっくっ」


・えっ!!

・サディスティック助かる

・その姿で苛虐趣味は俺に効く!

・っASMR機材代


「くっくっくっ、いま投げ銭をしたものは良く分かっているのう。

しっかりと積立させてもらおう」


・っ機材代

・っお納めください

・っ積立代

・っ先行投資代


「ぬお!!

待て待て待て待て、冗談じゃ冗談。

新年を開けたばかりで無駄にお金を浪費するでないわ、馬鹿者」


・っお年玉

・っお年玉

・っお年玉

・っお年玉

・つお年玉


「えーい、本当にやめぬか!

お主らがやめぬのであったら妾がこの放送をやめるぞ。

それでも良いのか?」


・それはやだ

・放送続けてください

・ステイ、ステーイ!!


「うむ・・・なんとか収まったのう。

さて、時間もだいぶ経ったことじゃし皆の前にも酒は用意されておるかの?

ちなみに今日、妾が用意した酒はこれじゃ!!」


・そ、それは幻の焼酎!

・マオ様そのものじゃないですか

・3Mの一つだと・・・

・あれ?それめっちゃ高くなかったか?


「うむ、実は大人に戻った記念として社長から頂いたのじゃ。

3Mの中では一番値段が安いものの、一升瓶でも1万弱はする代物じゃな」


・たっか!!

・え?それで一番安いの?

・他のは一升瓶で一万は軽く超えるな。

・これでもかなり安くなった方だよ

・一番高い時は3万超えてなかったか?


「流石にみな詳しいのう。

この焼酎を飲みながら皆と語り合おうではないか」


「あ、マオ〜おつまみに肉じゃが作っといたから置いとくよ。

それじゃ、僕は寝るけど程々にしとくんだよ」


「分かっておる。

いつもありがとうのう・・・おやすみ」


「ん、おやすみ」


・ユウちゃんや!

・ユウちゃんおやすみ

・つまみに肉じゃが作ってくれるとか嫁か?

・嫁だろ


「さて、準備も整ったところで乾杯じゃな!」


・かんぱーい

・かんぱい

・かんぱーい

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