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#ユウマオ配信 〜新年度のご挨拶〜

新年もよろしくお願いします。

「おはユウ〜」


「おはマオ〜」


・おはユウ

・おはマオ

・おはマオ

・おはユウ


「今日は新年明けて1回目の放送ということで先ずは」


『あけましておめでとう』


「なのじゃ」


・あけましておめでとう

・あけおめ〜

・a happy new year


「この世界に来てお正月って初めてだけど、厳かな雰囲気が何かいいね」


「うむ、街も厳粛な雰囲気に包まれておりながらも目出度いという空気も醸し出しているのう。

どくとくではあるが妾は嫌いじゃないぞ」


・たしかに

・お正月は独特だよな

・のんびりしたくなる空気


「我が家ではサービスで貰った注連飾りを玄関に飾ってあるんだ」


「これを玄関に飾ると家の中が玄関と同じで神様の住む空間になるということじゃのう」


「ええ、そういうわけで呼ばれた気がしてやってきましたわ!」


・は?

・え?だれ?

・3人いるの?


「え?は?ちょっと待って!ちょっと待って!」


「いかん、少々トラブルじゃ。

ユウ、一旦ミュートにするのじゃ」


「え?呼ばれたから来た気がしたんですけどなんで・・・」


・え?どうした?

・放送事故?

・もう1人女性がいたよな


「あーあー、テステス。

みんな驚かせちゃってごめんね。

ちゃんと聞こえてるかな?」


・聞こえてるよ

・大丈夫?


「ちょっとマオが社長と話してるから待っててほしいかな?

えっと、話していいって確認取れたことだけ。

今出てきたのは私達の世界の女神様です」


・女神様?

・え?神様?

・どういうこと?


「ちょっと前に向こうの世界とすこーしだけ繋がって女神様の写し身がこっちに来るのようになったの。

昨日、整頓してた大きな袋もその時に持ってきてくれたんだよね」


・なるほど・・・なるほど?

・え?異世界と繋がったの?


「繋がったって言っても薄ーくね。

女神さまは行き来が出来るけど人は行き来出来ないし、仮に出来ても僕たちは帰るつもりはないから、その辺は安心してほしいかな。

そのお陰で出来ることが増えたから水面下で色々と動いてたんだ。

これは僕たちのうっかりミスとしか言いようが無いんだけど、注連飾りを飾ったことで神様の住む場所・・・つまり自分の縄張りだと思って放送中にも関わらず転移してきちゃって。

あ、マオと女神様お帰り」


「うむ、ただいまなのじゃ。

どうにかこうにか話が着いたぞ」


「うう・・・私は呼ばれたから来ただけなのに」


「危うくプロジェクトを台無しにするところだったんだから仕方ないよ。

とりあえずみんなに挨拶して」


「こちらの世界の民達よ、御機嫌よう。

勇者と魔王の世界の女神ですわ。

よろしくお願いしますわね」


・女神様よろしくお願いします!

・清楚な雰囲気を感じる

・勇者と魔王に神様現れても驚かんぞ!


「で、唐突だけど明日、このプロジェクトの全貌を話すから今日はここまでにさせてもらうね」


「誠にすまんのう。

その代わりこの駄女神に祝福を使わせるので勘弁してほしいのじゃ」


「え?ちょっと待ってください・・・流石にこの人数の祝福は無理ですよ。

6割くらいならいけますけど」


「じゃあ、昨日出てきたこの薬飲んでいいから」


「あ、それなら何とか。

異世界の民達よ、汝らに今年一年の祝福があらんことを」


・あれ?なんかいま体にスーッと入ってきたような?

・俺も感じた

・何か良いことが起こる気がしてきた

・え?本物の神様?


「バタバタして本当にゴメンね!」


「明日には詳細を話せると思うのじゃ。

それでは、女神様もせーので」


『おつかれ〜』


「そして今年も一年よろしく!」


「なのじゃ!」


・おつかれ〜

・おつかれ〜

・おつ

・おつかれさま

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