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100円から始める異世界グループ経営  作者: ゆーぽん
第1章
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第8話

500語、かれこれ、3分くらいは言ってたな。だが、ガンゾ。その程度の量、俺には通じないんだ。俺は10歳の頃、暇で国語辞典の単語を一ページ目から全部暗記したんだ。あれはすごかった。子供だったからな、スルスル入って、50万語。暗唱してやった。3日はかかったかな。今やったら1週間くらいはかかるかもだけど。


うん。聖魔法クリーン無事会得。また、頭に情報が流れ込んでくる感じだ。何回やっても不思議だな、これ。

さて、これでスーツを綺麗にして、うーん、香水が欲しいな。


「ガンゾ、香水とか持ってないか?」


「いや、いや、それより何普通に習得してるんですか。こんなの人間じゃないですよ。言った瞬間、たった一度聞いただけで全部覚えるなんて」


まぁ、これは目とは違って培ったものではなく生まれ持った才能だからな。人間離れしている自覚はある。この能力がなければ栄グループを手に入れるほど佐々木グループを大きくするのにさらに2年は必要だったかもしれないな。


「まぁ、さっきも言ったけど、記憶力に関しては結構良いんだ。そんなことより、香水だ。ガンゾ、次は賢者との交渉に向かうんだ、交渉において、第一印象は一番と言えるほど重要なんだ。身だしなみからしっかりしなきゃならん。それと、手土産の準備もしなきゃな」

あ、そういえばカンゾの服のこと忘れてた。

ま、まぁ、こればっかりはどうしようもないな。クリーンをかけて、マシになることを祈ろう。ガンゾには手土産で重要な役割を果たしてもらうから、待っててもらうこともできないしな。


やってきた賢者の家。周囲に監視はいなそうか?分からないだけかもしれないな、というかそうだろうな。でも、まぁいきなり襲われることはないだろう。

違う国の人間だったりしたらそれだけで戦争になりそうなものだしな。


さて、にしても、風変わりの家だな。ハ○ルの動く城の小さい版みたいだ。

玄関のドアをノックするが、返事がない。さてどうしたものか。では、もう一度。


「何の用じゃ。まさか国ものじゃあるまいな?何度言われようと宰相職などに興味はないぞ」

なんとも貫禄のある太い声だ。祖父を思い出す。

祖父も父と同じ飛行機に乗っており、その時に亡くなったのでもう三年前の記憶だが。


「まさか、国のものではありません。佐々木グループ総裁、佐々木景と申します。今日は、交渉に参りました。

単刀直入に言いましょう。私の部下になってはくださいませんか。あなたのもつ知識が私には必要なのです」


さて、国での宰相のポストを蹴ってるわけだ。頑固な老人で、表舞台に出たがらず、地位に興味がない。研究家肌の人間。予想通りの人物だな。そして、 こーゆー人間が一番求めてるものは常にシンプルだ。

この手土産で陥落させようじゃないか。

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