キノコ好きの僕のカラダからキノコが生えた。
僕の名前は 『ショウゴ』 21歳の大学生。
僕の大好物は 『キノコ』だ!
松茸、椎茸、しめじ、なめこ、マッシュルーム、食べれるキノコなら
何でも大好きだ~!!!
毎日、キノコの事を考えながら生きている。
朝ごはんは、キノコご飯、バター醬油のキノコ炒め、キノコ卵焼き
何でもキノコ。
僕の主食は、、、まさに!? 【キノコ】
3食、キノコ。365日キノコ尽くしでいい!
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そんな風に毎日、思って生きていたら...?
その日の夜、 『キノコの国』に行った夢を見た。
最高に幸せな夢だった。
▽
次の日も、その次の日も、、、キノコの国に行った夢を見た。
そのうち、毎日夢で見るようになった。
そこには、キノコ族とやらがいて、僕も一緒になって遊んでいた。
頭はキノコ。足も一本足で、ピョンピョン飛んで遊んでいる夢。
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キノコの夢を見だして、1か月が経った頃......?
カラダに、異変が起きる!?
カラダからキノコが生えてきた。
ニョキニョキと...?
自分でもびっくりだ!
そりゃ~毎日、キノコを食べているけど......?
カラダからキノコが生えてくるのは考えてなかった。
▽
僕は近所の小さな診療所で診てもらった。
先生は、、、?
『異常はありませんね!』
『えぇ!? 先生、キノコがカラダから生えてるんですよ~!』
『まぁ、お薬を出しておきますね! はい、次の人!』
『......』
...そもそも、ちゃんとあの先生? 診てくれてなかったな?
聴診器で、心臓の音聞いてただけだし! 大丈夫なのか?
まぁ、いいとしよう! 一応、先生だし! うんうん。
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でも...? どんどん、僕のカラダからキノコが生えている?
これって? もしかして...? 食べれるのかな??
よし! このキノコ、食べてみよう!
家のキッチンで、自分のカラダから生えているキノコを採って
フライパンに、バター醬油で炒めて...。
出来上がったキノコ料理が、まさかのめちゃめちゃ美味しい!!!
なんだ!? 今まで、食べたことがないぐらい美味しいキノコ。
しかも!? それが、自分のカラダから生えているキノコ。
毎日、食べられる僕のカラダに生えているキノコ。
『最高だな~!』
▽
そのうち、幻覚なのか?
僕の部屋に夢で出てきたキノコの国のキノコ族の友達がいる。
しかもしかも...!? 僕に話しかけている。
『ショウゴ~! 久しぶりだなぁ~ここがショウゴの家なの?』
『いい家じゃん!』
『案外? キレイにしてんだな~』
『男の一人暮らし!』
『えぇ!? キノコたち!? 何してんの!?』
『だって! 食べたじゃん? 自分のカラダから生えたキノコ。』
『ゲッ!? それで、出てきたの?? 本当に幻覚じゃないよね?』
『もちろん、ホンモノだよ~! そのキノコ美味しいでしょ!』
『うん。今まで食べたキノコより美味しいよ!』
『ショウゴのカラダの中にキノコ族のモノを取り入れているからね!』
『あははッ~! そうかって? おいおい!? どうして?』
『夢の中で毎日、来てたじゃないか?』
『キノコ族の国のモノを取り込んでるんだよ! 空気もそうだよ~!』
『本当に!? マジで!?』
『そうそう、お腹空いたよ~ショウゴ~!!』
『キノコ食べる?』
『わーい! わーい! わーい!』
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この日から、僕はキノコ族のみんなと一緒に暮らすことになった。
毎日、僕の大好きなキノコとキノコ族のみんな。
『こんな幸せな事はないな~! キノコ万歳!!!』
最後までお読みいただきありがとうございます。