その後 宣誓?
「舞さん・・・」
「おぅふぅ・・・ん・・・可愛い」
急いで帰宅した僕は、舞さんに事情を説明した。
とりあえず落ち着いてと、ひざの上に載せられた状態です。
このままでと・・・追ってきた人に反応する舞さん。
『動揺みせちゃごまかせなくなるから、任せて。顔はこのまま、格好もね!』
『すみません』
そして、あとを追ってきたのが日下部君と武君だった。
入ってきた二人を無視するのも作戦なのか、そうかそうかと頭をなでてくる。
演技に入ったようだ。
「けしからん、けしからん・・・」
「大丈夫かこの姉ちゃん?てか俺ら無視?」
「恐らく手遅れかと・・・」
コホンと咳払いをすると、そこに座れと指を刺してる?
玄関先で窮屈だけど、武君だろうどかっと石タイル床に腰掛ける気配と、日下部君はバックを下にして座った気配が送れて届く。
この格好、まるで子供が泣きついているようで恥ずかしい・・。
「で、真面目な話、どこまで知った?」
「いや、こっちの台詞だけどな。まぁその様子じゃ聴いてはいるみたいだから単刀直入に不思議な力を知ってるのかと詰め寄られた。俺もそう思うし。目撃者は俺らと剣道部主将と空手部女子主将と女子3人ってとこだ。あ、おれは武。こっちは日下部」
「ですだ、くそがき・・・敬語」
「で、でっす・・・って本物のナイフ長すぎだし・・?」
さらさらと何か落ちていく音・・・。髪の毛?脅しに行くのかな?
「ひぃ・・・武君・・・坊主が五ぶ刈りに・・・」
「気をつけます・・・」
「よろしい。私は瑠音ちゃんの守護者兼もっとも信頼厚い関係で結ばれ、結ばれていく唯一の存在だ。覚悟の程は分かっていると思う。無論・・・君らには悪いが比べるまでも泣く犯罪のほうが軽い。このナイフのようにアンダースタン?」
「「い、イエス」マム」
ズドっとナイフをフローリングに突きたてる舞さん・・・。ここまでするなんて。
ふいに顔を上げると・・・『もぐ』
「大丈夫だ、わたしの胸で過去を癒やしてほしい・・・ノン」
「『・・・『それって『ダメ何も突っ込んだらダメだよ・・・はげるよ』お、おう』
「君たちはどう思った?こんなにショックを受けて、学校で化け物扱いされそうなら・・・」
「化け物扱いというよりヒーローだよ」
「それはそれで困る!」
「役得もありそうですけど・・・」
「ふむ、それとこれとは別なのだ・・・大体予想できた展開だな」
「でも瑠音ってぶっちゃけ規格外すぎるだろ?・・・「敬語」っすよね・・・本とに気というか、そういうの知っててもおかしくなさそうだしーーーっす?」
「僕は何であれついて行きますし!詮索しないようにして欲しければ、そういう方は排除して行きたいと思います!」
「排除は穏やかではないが。その心意気やよし!日下部だったかな?」
「はい!僕は誰かさんにいじめられていたところ助けられた恩を学校でマネージャーすることで恩返ししています!日下部 響と申します!」
「マネージャー??」
「日下部君は色々知らないことを教えてくれるし、お菓子もくれるし、人だかりとかもうまく回避してくれて、すごく助かってるもぷら」
「そうか、そうかぁ・・・ぽむぽむ。瑠音ちゃんは無理してしゃべらないこと。はぁ・・はぁ」
「写真で裏取引してるくせに」
「あくまで抑えるためにと。あと瑠音さんのお菓子と弁償代にもあててます。嫌な誤解を与えないで下さい」
「写真とは・・・・??」
「あ・・・・こういうのです」
「ほむほむ・・・ほうほう・・・ほうほう!!」
どういうの?ってきこうとしたけど胸に押し付けられて・・・うぅあ、熱くなってきた。
「よろしければ保護者の方ですので力作をご提供させていただければと」
「日下部氏!合格!で・・・君は?」
「お、俺は・・・親衛隊・・・てか壁?」
「壁?ああ・・・いいか、でも無理はするなよ。ぶっちゃけ君が心配だ」
「お、俺を心配して?なんのフラグ?」
「そろそろ真面目に話そうか・・・名残惜しいけども・・・大事な話するから瑠音ちゃんはあっちの部屋に行って戸を閉めて。話をつめとくから、反応して想定外にばれないように。これは二人のためにも」
「うん・・・じゃあ向こうで待ってるね」
「おふぉぉ・・・」
「それで、神埼さん・・瑠音さんって本当に?」
「ここで聞いたからといって、これ以上のことは詮索しないように」
「もちろんです」
「うっす!」
「ふざけないで聞け。あと返事は、はい、だけ。命かけれる?」
「ま、舞さん?」
「瑠音、これはすごく大事なことっと出てこない・・・」
「分かった」
「もちろん「待って!」・・・んだよ?日下部」
「軍の機密とか・・・本当に命を懸けないといけないんだよ。のりとかで聞いちゃだめだと思う、銃を見せたってことはそういうことですよね?」
「ぐ、軍?」
「神埼さんの身なりとか、趣味じゃないよ」
「言っていいんすか?無理にでも言わなくても俺たちはかわらないっすよ。何を隠せとか言われなくても、やばそうだったら止めるし・・・嫌ならいいんだ」
「命はかけれないと?」
「家族にも迷惑がかかるなら・・・僕自身だけなら」
「お、おれもだな・・・でも!!そうじゃないなら!」
「一応合格か。瑠音君は極秘中の極秘。超能力者だ」
「「!?」」
「まじかよ・・・あの力とかも?」
「超能力者・・・何系統ですか?」
「漫画の読みすぎだ。瑠音君はいわば、被害者。君たちは気を知ってるか?」
「おおおお!知ってるぜ!じゃあ!!」
「落ち着いて武君!!それに・・・やっぱり」
「そうだな。悲しい過去だ。ただ・・・瑠音ちゃんは、その気が使えるし、見えるようになってしまった。救出された時にそのデータなどは軍が抑えたが有用なものはないし、壮絶な戦闘と暴走で水泡に帰した。無論、敵は皆しんだ。だが・・・関連組織については分からない以上、警戒する必要がある。そして逆にそれを転用しようというなら私は躊躇せずに君らもその人間も軍さえも・・・・それほどの実験があったと思ってくれ」
「・・・・・瑠・・いん・・」
なんか申し訳ないです・・・。ごめん武君。泣かないで・・・と戸の向こうで_| ̄|○
「するはずないです・・・僕は絶対に」
「自分も使えるようになったら?」
「瑠音君を裏切るようなことは絶対にありません」
意外にも日下部君がはっきりした口調・・・。なにがそこまで?ありがたや。
「・・・・・使えるようになるなら、お、俺も使ってみたいけど・・俺は屑にはなりたくねぇ!」
おお・・・こちらもこちらでありがたや。僕はいつの間にか友達できてたんだなぁと、腕を前にして感動している。
こんな僕が一番浮かれている状況で、1分、2分と長い沈黙が玄関で行われている。
舞さんが殺気を出しているような気がする。
本当に・・・・ありがとうございます。
「ふぅ・・・。合格。それと正直でよろしい。かまをかけたけど・・・それは無理だから安心して。超能力が人に渡せるわけがない。できて、アドバイス。だからといってそれをすれば、通常の人でもあっという間に強くなる。スポーツにしろ武道にしろ、それは混乱を来す」
「「・・・・ごくり」」
「かといってそう都合のいいものではない。瑠音が無理をすれば無理をするほど、体にはその無理がたたっていく。気づいていたか?瑠音の雰囲気が少し変化していることを。君たち同年代にはあり得ないほどの気配。そして魅力。肌は滑滑で、髪はさらさら、匂いはいいし・・コホン」
「それっていいことばかりじゃ?」
「傷を見たんだろ?そういえるのか?・・・それに今後、細胞がどう変化するかなど誰もわからないんだぞ。今後学校を休んで検査をすることもあるだろう。急に背が伸びたり、髪の色が変わるかもしれないし傷を負うかもしれない。予測不可能だよ」
「な、なるほど・・・」
「軍はそれを大きなリスクと判断しているってことですね?確かに広めた後に問題がでると責任問題に」
「君はそういうの詳しいのね?」
「おたくです」
「なんか初めて負けた気がするほど、清清しいわ」
「かといって、捨てるには惜しいとも考えている。厳に私も少し変わった。このナイフ。人間業じゃないだろ?」
「・・・・漫画だな・・っす」
「体は大丈夫ですか?」
「たまに動機や息切れがする・・・」
「それで・・?いや、あれは・・・」
「真面目な話だといった。いいかい坊主ども?面白半分、興味本位ならこの町からいなくなる。ただそれだけだぞ」
「・・・・もう何も聞かないですから。それだけは・・それだけわぁ!・」
「・・・だな。っておい、拝むなよ、日下部の気持ちが分かるから、俺も御願いします・・それだけは回避できねぇかな」
「瑠音のためにもそんな手は使いたくない、ここで話したことは軍には内緒にしてあげる。ただ・・・監視があることだけは忘れないで、君たちは始めての親友なのだから」
「「親友・・・」」
「それでは具体的な対策をはじめる・・・いいな?」
「「はい!」」
そこから舞さんはお話を続けました。
僕にも聞こえるように。まるで洗脳な部分があったような気がするけど。今後のためにも非常にありがたい作り話でした。いろいろあるけど・・・日下部君のりのり。武君はまじかの連続・・・。
とりあえず僕はかわいそうな地球人になりました。
裏組織の被害者とか、モルモット?とか・・・薬付けとか?大抵はごまかせる設定のようです。
帰り際、日下部君と武君が涙目と強い意思を持った瞳で親指をだし、誓う!といった姿にいろいろ胸を打たれました。
複雑な心境・・・。
閑話・・・当事者たちの打ち合わせ
五十嵐剣碁(剣道部主将)「分かった。それで手を打つよ!」
金剛藍(空手部女子部長)「殺されたくないしな。むしろわたしはそこはどうでもいい・・・んだが」
日下部「瑠音さんを恋人にしたいというなら、もっと大変ですよ?それこそ死ぬより高い壁があります」
金剛藍「わたしは気にしない!」
五十嵐剣碁「気にしてるのは舞さんって人だろ?」
日下部「ずばりそうですね。あの舞さんにそれを悟られると恐らく出禁くらいますよ?それに瑠音さんは一人の女性に限らず多くの女性と関係を持つことになりそうです」
慄く五十嵐剣碁「な・・んだと」
じとめの金剛藍「なんでお前が驚く」
ひれ伏す五十嵐剣碁「うらやましいぃ!」
手を握り祈る日下部「瑠音さんは間違いなく、わたしはこの世に降りてきた天使のような方だと思います」
真面目につっこむ五十嵐剣碁「おまえ頭大丈夫か?」
日下部「あなたに言われるとすごく心外ですが・・・」
覚悟の五十嵐剣碁「いや、言わんとすることはわかったよ。悔しいが、彼の遺伝子が欲しいという人は女性でなくとも研究対象になる?そうなると僕も困るからな。条件は飲むよ」
ずれる金剛藍「瑠音君の問題だ、わたしがもっと魅力的になって!」
武「おいおいやめとけ。瑠音を落としたいと思っているやつは既に大勢とかそんなのどうでもいい。けどな・・何を差し置いても、狂人となってもついて行くって人が少なくても一人いる。舞の姉さんは本当にたぶん・・・人を殺すことも軍を相手どることも覚悟してるぞ。任務抜きでほれまくってる」
金剛藍「危険なストーカーじゃないか!」
五十嵐剣碁「冗談だよね?まさか大の大人が・・・漫画じゃあるまいし」
日下部「両方兼ねてると僕は思う、とりあえず監視されてるのは間違いないよ。本当にやりすぎないで下さい。みなさん。僕らのストップは、ドクターストップならぬライフストップだと。僕らのですよ」
ぶれない金剛藍「無論!わ、わたしはそもそも空手ではなく・・・」
武「とりあえず、サインしてくれ。あ、血判でな、俺たちもほら」
慄く部長二人「「血判!?」」
サムズアップの二人。
更新、遅くなり申し訳ありません!
この物語がだんだんネタ化して、想像以上に修正が聞かなくなっています^^:ですがこのまま、面白い感じでいけたらとおもっています。よろしく御願いします。
かといって、もっとしっかりした物語も書きたいと思いましたので、新しいのを書き始めています。
「異世界遊神帳」という、新規投稿です。しばらくは一日一話ずつ、投稿予定です。今日は2話だけどw
こちらの小説はこのとりあえずよりも、しっかり書いているので読み応えはあるかと思います。
皆様の暇つぶしになれば幸いです。内容は、「とりあえず」よりももとより、ギャグ要素が強い、異世界でのどたばた転生劇です。いろんな種族になる予定で、魔物からみた異世界など、ちょっと視点をかえて書いていきたいと思います。よろしく御願いします。




