カレーな事件
お待たせして申し訳ありません。
掲示板を見ています。一人で・・・これは僕の希望です。
町方クエストは、年齢の幅が広くて、色んな方が来ています。ギルドとは違い、時間帯の偏りも少なく、奥様方などは、お話し相手と待ち合わせしていたりするのが見られます。
よって・・・
「あ、うん○食べてた人だ!」
「こ、こら!?」
うんうん、子供は正直ですね。
それに対してしゅんと落ち込んでいるルミエナ氏。
「ふふ・・・いい罰だね」
ぴくりと反応してこちらをみる・・・やめて。
「る、ルイン!誤解を解く必要があると思います!!」
『ちょっと、こっち寄らないで!僕まで巻き込まれるでしょ!』
「ひどい!!・・・お!なるほど・・にやり」
『ちょっと、その顔やめなよ!』
周りを見るとひそひそと・・・子供があのにいちゃんもと言っている!まずい!
「おお!なんてひどい弟だ!その名をルイン!わたしにあのような見た目は最悪!だがその味は素晴らしいの一言につきる!!その名もかりぃ~らいす!を往来で食べないとあげないなどと!」
「カレーだよ!って・・・」
「むっほほほ!!」
今度は僕が慌てた!
「ちがうんですよ! あれはカレーライスといって本当に美味しい食べ物なんですよ!ほんとですってば!」
「うむ、あれは美味しいですよ!そうだ!屋台で出して売り込みますか!」
「それはいいね!るみねえ!」
「「「「食べたくない」」」」
ぐさっ・・・。
僕とルミエナ氏との共同戦線はあっさり子供に破られました。
その姿を見て散らばる皆様。
同情のまなざしです・・・・。
「どれ受ける?」
「そうですね、いやそうだな・・・・次の街行かない?」
「それもいいね。僕もそう考えていたところだよ」
そう、二人で悟りきった感情のもと、決意した。
「あ、あの・・・・」
「はい?って司祭様?! そこまでなの!?」
「ルイン、あれは見た目最悪です」
「匂いはいいのに、それに同じものとはもう思わないでしょ、中身分かるから」
「それは食ったらだ。・・・で、司祭殿。われらは救いを求めてなどいない。早々に立ち去って欲しい。これ以上惨めにしないで」
「お願いします」
と二人で頭を下げた。
嗚呼、懺悔ってこんなきもちで頭が下がるのだろうか。
かくんと首が落ちて頭がぺこんとさがる。
「いえ、少しお話を聞きたくて、よければクエストを受けてもらえないでしょうか?見た目は最悪でもいいので、値段次第ですが子供たちにお腹いっぱいになって欲しいのです」
「え!?」
「それはまさか!汚名挽回ですか!?」
汚名とか言わない!ってつっこみたくなったけどそれどころではない。
目の前の、紳士なおじ様、無造作な髪に少し痩せている印象のある、200才くらいだろうか?のおじ様が緑の司祭服から羊紙皮を取り出した。
「かりぃ~らいす・・?でしたか。食べられるならば、是非、孤児院で作っていただけないでしょうか?材料は院の畑のもの、肉は少ししかありませんが。それをたしてできるだけ多く、そして安く・・・具体的にはここに書いてある材料と金額で」
「そ、それは・・・・かまいません!ただでいいです!あ、そおうだ!いっそ町の人へ宣伝を孤児院の子にしてもらって!それで名物にしてくださいませんか!それでちゃらで!」
「それはいい!!司祭殿!あなたは歴史に足を踏み込んだんだ!」
「え・・・ええっと・・・大したことはできませんが。その条件はそちらに不利では?」
「「ダイジョウブデス!精神的に」」
「では、詳しい話を!」
読んでいただきありがとうございます!




