カレイなお仕置き
体調不良が続き、投稿ができる状態ではありませんでした><ご勘弁を。
まだ、本調子ではありませんが、少しでも・・・
今後の方針等も思考中なうえこの状況ですが、応援していただいて定期的にチェックしている方。
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「エナねぇ・・・」
「すぴぃーすぴぃー」
「せっかく早く来たのに、僕とちがって反省の色が見えない」
ルミエナ氏に苛立ちのあまり馬小屋で寝るしかないよう、財布も預かり、食事も投げつけられて半分つぶれた木の実、ククの実というらしいを渡したのが昨夜。
かあ様の話を聞き、悪いことをしたかなって気になっていた僕の気持ちをいつもどおり台無しにしてくれるルミエナさん。てっきり、落ち込んで待機していると思ってたのに。
馬小屋の一番奥に積み上げられたエルフ豆の藁の上で気持ち良さそうに熟睡。
寝床の作り方がうますぎる・・・。まるでここの主だといわんばかりだ。
すぴ~すぴ~とうわ言と交互に聞こえるルミエナさんの寝息。熟睡している。
レイピアを抱えていることだけは一応感心しておく。
絶対何も考えてないと思うけどなぁ・・・・・。
かあ様とお話をした内容は、最初は僕の不満をうんうんと共感してくれたのだけど、それは諭すためだったようで、もう、こんなことが無い様に、ある程度余裕があるスケジュールを僕が組むと伝えると、少し考え込むようにして、ルミエナの気持ちも考えてと言ってきた。
思えば、ルミエナ様だって良かれと思って強行したんだから。と思えるようにはなった。かあ様が、ある程度の無理は必要!そして休息できるわたしの胸へ帰ってきなさいと熱弁してくれた。要は休めるところ、帰ることができる僕にその利点をしっかり考えなさいということだと思う。厳しいとは思うけどあなたはもっと厳しいことをしてきたはずと、いまやっておけば有事に先手を打てるなどなど。僕は確かに甘かったようだ。浮かれていたことは自覚していた。今後は、ルミエナ様も一緒に帰るようにしますと伝えると、全力で拒否し、段取りを組ませなさいと言ってきた。ルミエナ様とかあ様のくぐった修羅場の数がそういわせるのか、信頼関係からか。
お手紙ももらった。ルミエナ様にわたすようにと、渡されたこの封書。命令、それも最上級用のものだ。これを見ると、ああ、やっぱりルミエナ様は親衛隊隊長だなぁと思う。
でも、今の姿・・・
馬小屋は失敗したようだ。幸せそうに寝ている・・・。寝てたら駄目な時間なのに・・・。
「いけ~我が半身よ・・・むふふ」
実に幸せそうだ。
体をゆすって起こそうとするが、高く積み上げられた藁の上。よじ登って近づこうとするも・・・失敗する。
コツン、コツンとレイピアの鞘があたっては落ちる・・・。地味に痛い。
わ、わざとだったら、許さない・・・・ってダメだ。さすがにわざとなわけがない。
かといってこの警戒のなさはダメだと思う・・・。うん、何か、いい教訓は無いかなぁ・・・。あくまで、ルミエナさんに対しての苛立ちではなく、これは躾っけほ・・・教訓です!
ぐぅっとお腹がなっているルミエナ氏をみて、ひらめいた。
地球のご飯を出してみよう!
一旦、馬小屋を出て、外で休憩している馬屋の方に、なべと、火をお借りする。
少し離れて、水を入れて沸かすところをチラチラ見ていたけど、あったまるためと勘違いしてくれるとすぐに興味を失ったようだ。
さて、レトルトとよばれる最高保存食にして、異世界びっくり料理を作ろうじゃないか。
箱をあけ、中辛のぱうちをぽチャンとつけて、3分で出来上がり。
ご飯も取り出す。こちらは、ほっかほっかのご飯をさらによそい・・・いざ・・・
カレーライスは匂いがとてもいい。なのでルミエナさんの近くで封印をとき、とぽりと白いご飯へかけていく。
ひくひく!とルミエナ氏のはなが動いた気がした。
・・・一口ぱくり。毒見です。
美味しい、あ、ご飯も一口毒見。
あ、両方をあわせてもう一口毒見。
名残惜しいけどこの辺にして、背を伸ばしおいっしょっと鼻先においてあげる。
優しい荒療治だなと笑いつつ。
「ん!?」
がばっと起き上がる期待通りの劇的な反応。
「良いにおいが!あ、リエン様!おはようございます!昨日は!」
「いいからいいから、あと言葉!」
「はい・・!?これは?」
「ご飯を準備してました。僕の気持ちです!」
「うげえぇえ!」
ざざっと情けない格好であとずさる、ずりさがる?ルミエナ氏。
ここまで引くことはないと思う、僕も最初は驚いたけど信頼関係のほうがまさるはずだし・・
「り、リエン様! ひどいです!! こんな場所で寝かした上このようなわなを!」
「言葉言葉!それに言い過ぎ、匂いはいいでしょ?ほんとに美味しいから一緒にご飯食べましょう、まだでしょ?」
「しょ、正気ですか・・・・そこまでひどいことをしましたか・・・わたしは。このようなものまで作って・・・偽装・・腹がなってもわたしは正気です!」
「いらないなら食べちゃいますよ」
「!?!???」
ひぇっと口に手をあて驚く・・ねぇ信頼してる?
「り、いや、ルイン!そ、それはあまりに・・・はっ!精霊だけでなく馬の愛も手に入れたのですね!わたしにはそのようなもの口にすることはできませぬ」
「ちがうから!! ほ!ほら」
一周まわって半回転している!文字通りでごろごろと!藁床の端まで!なんて勘違いをしているんだ!馬の愛ってなんだよ!わかるけども!・・・それならルミエナ氏こそふさわしい!
片手にカレーを持ち逃げ場が無い様に壁へと追い詰める!
「お、お許しを!どうかお許しを!!」
ものすごい抵抗だ!
こうなると僕も意地になる・・・。
片腕には木のスプーンで掬ったカレーライス。もうかたっぽでルミエナ氏を押さえつけようとにじり寄る!
「ほら!美味しいから!」
「ご勘弁を!わ、わたしは木の実でいいです!」
「昨日は悪かったよ!だから抵抗はやめて!」
「いえいえ!わたしが悪かったのです!ど、どいてください!の、のどにつまります!」
「大丈夫だよ!ゆっくりかめば!」
馬乗りになって逃がさない!このままじゃ、誤解されたままだし!
片手だと大変なので、一方の腕、体全体を使って押さえこみに成功!
カレーを口に運ぼうとするのを必死で片手で遠ざけるルミエナ氏!
僕の服をひっぱっりどけようとする!さすがにうまい!このままじゃまける!
ぽとり!
「んんぎゃああ!わたしのお気に入りの服が!!」
今だ!ひじを押さえ遠ざけられていたカレー、一旦引くと見せかけるごめん・・・的な顔で油断させ!
ささっと掬って!ホールド!!
女性の胸に馬乗りになっているかっこうで、ひじで押さえ込み・・・なんか駄目な気もするけど!仕方ない!
「り、リエン様!後生です!」
「ふふ・・・観念して」
涙まで浮かべはじめ・・・あれ?ちょっと楽しい・・・
口につこうとした瞬間!
「だ、だれかぁああ!」
旅一の叫び!
何てこと言うんだ!せっかく美味しいのに!!僕の優しさを!これじゃまるで!襲っているオークみたいな・・・
どたばたと人が入ってくるのが分かる!
「ぼ、坊主!なに朝っぱらからとちくるってんだ!!」
「ち、ちがいます!」
外で休憩していたエルフの皆様・・・信じられないような目で僕の後姿を見ている。
とっさに振り返り言い訳をするけど、
「おいおいおい!姉ちゃんだろ!それにお前、産毛も生えてそうにないがきじゃねぇか!」
「取り押さえんぞ!」
「だからちがいます!!これを食べさせようと!」
あ・・すっかり傾き、ルーがべちゃべちゃと藁にかかっている・・・。これは遠目から見ると・・・
「「「取り押さえろ!!」
ひと悶着をおえ、縄で縛り上げられたり、縛られたまま証明としてカレーをあーんして頂いたり・・・美味しいから普通に食べる。
けど・・・あーんって地球のカラオケボックスでしてくれた雰囲気とはまるでちがいますよ。不名誉なあーんです。
それから一皿を食べ終わるかという頃・・・
僕を信じ始めた人が一名、それから順次食べていき、ルミエナ氏にもいきわたる。
わざと少なめにしてやった!
「お、おかわりとか・・・・」
「やるわけないでしょう」
「・・・・す、すまんかったって」
「お、お願いだよ・・・この通りだ!」
「うちの子にも食わしてやりてぇな・・・た、頼む、持ち帰り分だけでも」
「わ、わたしに是非!!このような見ず知らずの馬の骨などほっといて!私だけでも!」
「このやろう!!いや、あま!てめぇが助けろっていったからだろ!間違ってなけりゃ恩人だ!」
「わ、わたしは誰かと叫んだだけだ」
一瞬絶句した・・・。僕も含め。
「そんな言い訳がこの世に存在するのか・・・うむ、うまい」
「あんた!くっそ!なんて姉だ。弟様がこんな素晴らしい食事を提供するのを拒み!あまつさえ、暴漢の汚名を着せた罪!それに飽き足らず、今度はそれをよこせとは!」
「ひどい姉です、しくしく」
「り! る、ルイン!様!どうかこの卑しい私目に!」
「・・・・外で食べてもらいましょうか、往来で」
「それくらいなんてことありませぬ!」
「「「「え?」」」」
「おほぉ!では!」
さすがに・・・とおもいつつ、本気なのかを試すために、るぅを多めに注いだ。けどもらうやいなや、飛び出すルミエナ氏・・・いや。ルミエナ様。
すごい覚悟だ。馬屋の前であれを食うなんて僕にはできない。当然・・・お三方も・・・
「・・・・・み、皆さんはここでいいですよ」
「お、おう・・・ありがとう」
「でも、坊主・・・鬼畜だな」
「いえいえ!冗談のつもりが・・・あの姉は大変なんです」
「苦労してるな・・・」
「はい」
ルミエナ様・・・どうかご無事で。おもに名誉的に・・・。
お読みいただきありがとうございます。




