旅立ち いきなり・・・
一週間に一度とは言え、油断するとすぐ来ますね^^:
本書や違うのも書いているかなw
区切りがいいところで切って、短いですが、本日中に続きも出します^^応援してくれる皆様!
本当にありがとうございます┏○))ペコ
結局イルのお屋敷に転移したのは次の日の夕方だった。
驚いて迎えてくれたターニャさんは、簡単な食事を作る指導に周り、僕とかあ様は妹のミレイに会った。
ミレイは・・・・可愛かった。
赤ちゃんがこんなに可愛いなんて、妹だからかもしれないけど・・・指をほむっと握ってくれたり、きゃっきゃと笑ったり、あの感触・・・。ゴホン。とにかく可愛かった。
銀髪はギルバート父様に似ていて、毛先だけ赤みがかっているのがかあ様の特徴かな。かわいい・・・。目元は僕に似ている気もする・・細くて、いや、眉とかの考えると僕よりきりっとした感じのいい目になることは疑いようが無いね、ごめん、僕見たいなんて失礼なことを言って!って・・ケフンケフン。
と、とにかくどたばたの中でもやることは済ませ、このときを迎えました。
いつか妹のミレイについては、じっくり観察じゃなかった。。自慢じゃなかった・・・お話したいとおもいます。
それより今、この状況・・・一瞬トリップしそうな頭をふるふるとしゃっきりさせる必要がある。
僕は、いきなり違う町に行こうとせず、シンラについても調べてから行こうと思ったのに・・・・これじゃあ、とどまることは許されない。
「いってらっしゃいませ!リエンさまぁ!」
「隊長!しっかり守って帰ってきてくださいね!」
「リエン、いってらっしゃい。ちゃんと約束は守るのよ」
「何かあれば・・・駆けつけます!」
「リエンさまぁ!」
「ルミエナ隊長! しっかりぃ!」
親衛隊の皆様、戦士のみなさまに、感極まっているかあ様、同じく感極まっているバリスタと戦士職でもないのに、それらしく無言でうなずく後方の文官のかたがた・・・
ささやかにと始まる冒険予定が、なんだ?なんだと集まる住人の方々も合わせて膨れ上がった。
徒歩でぼちと歩き始めたらすぐこうなった。
かあ様にも次の行き場所を言わなかったのが仇となった。普通なら聞いてくるのに、なにやら忙しかったのか、余裕が無いようだ。
押し込まれるように?押し出されるかのように、出口まで行きそうだ・・・。そしてこの元凶の付き人・・・。
『で、どうするんですか、この状況』
『すみません、まさかまだ、シンラでするべきことがあったとは、首都なのでもう、いいかと息巻いたのが裏目でしたね・・・』
『なぜ叫んだの?碌に回ってないのに!』
感極まったのにつられて、行ってまいります!としか返事をしなかったルミエナ氏のせいで、もう旅立つという雰囲気が蔓延し、この状況なのだ。
『すみません、わ、私が言いましょうか!』
『言ってどうにかなるの?この熱烈な・・・』
「「「「「「おおお!エルフに栄光あれぇ!」」」」」」
『な、なんとか・・・忘れ物をしたとか?』
『はぁ・・無理です。前代未聞のアホな子として失望されます。シンラは後回しにしましょう。まずは南のソルから』
『すみません、以後気を気をつけます』
『うん、ほんとにお願いします』
出入口にて、羽織ったローブのフードを取り、みなさんの歓声にこたえた。
「行ってまいります!」
「おおおおおお!」
かあ様、泣かなくても、二日に一度帰ってくるのだし。
住民の方々、絶対良く分かってないですよね。「お父さんあの人誰?」聞こえてますよ・・・
「に、人気者ですな!」
どの口が言う・・・
堂々とした足取りとは演技とは裏腹に、心は不安でいっぱいに森へと進んだ。
読んでいただきありがとうございます。
次話、ルミエナとの旅、いよいよだなぁ~♪




