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始動

本日はあと最低でも1話は書けると思っています!

とりあえず書けました分から!

応援ありがとうございます!想像以上に、ブクマや評価で応援があって、今日はできる限り頑張りたいと思います!♪

落ちた場所は、どうやら待機用に用意された簡素な部屋だった。

ただ、石床だったのでお尻が痛い。木製のテーブルと椅子に座っているかあ様が心配そうに駆け寄ってくる。

 天井から落ちたわけではなく、ドスンと自分の背丈よりは低い位置に出たので、死にはしない。これ逆に死ぬくらいの高さだと、結界なり身体強化の時間が分かって痛くなかったかも・・・

「リエンちゃん? 大丈夫?」

「は、はい・・・・何がなんだかわからないまま。いたい・・・」

「手荒いわね。何か失礼なこと言ったの?」

「いえ、まぁ失礼といえば失礼かも。でもそれより・・・・」

「話す義務は無いわ。けど何かできることがあれば、何でも言うのよ」

「はい・・・・かあさま、僕は強くならなければいけません。そうなりたいって意味です。頭も賢くなり、人についても学び、市政について活きたいと思います。教えてください。15までに」

「あ、跡を継がれ!」

 バリスタがじぃモードで近づいてくるのを待って、二人の前で真剣に間をおいた。

「ううん、それどころじゃなくなりました。ただ、妹にも協力は惜しみません。時間がありません。明後日、僕はここを立ち、エルフの里を冒険します。すべての場所へ」

「り、リエンちゃん。約束」

「はい、市政についても知りたいので、勉強もかねて必ず戻ります。僕には転移がありますから。かあ様」

「・・・・・」「・・・・」

「戦争が始まります」

「ええ。頼っていいのね?」

「もちろんです。私はかあ様、ゼン父様、ギル父上、ミレイの兄。そしてエルフの守人ですから」

「・・・・オォ御ぉ」

「分かった。覚悟の程は伝わったわ。15の約束はともかく、エルフの里をどうしても出ないとならない時は必ず言いなさい。私も明後日より本格的に動くわ」

「このバリスタも、何なりと」

「ありがとうございます、かあ様、明日は?」

「明日はあなた次第よ。聞きたいこと、準備、そういうのを私がしてあげるわ」

「それは心強いです。冒険者として必要なものなどそろえたいと思います。知識はどうせだれかついて来るのでしょうから、話をつめたいと思います。あとミレイに・・・あっておきたと思います。転移は人数制限が二人まではできる自信があります。三人以上も恐らくできると思いますけど、試したことがありません」

「まぁ! それはいいことね! 転移ですぐだもの、準備が終わり次第向かいましょう」

「では、私が。それと従者としての選定は私がしましょう」

「ルミエナをつけるのなら反対はしないわ」

「る、ルミエナ様は」

「いえ、わたしも手を回そうと思っていました。あやつは信頼できます。後のことをギルバートと相談するためにも転移で3人でいけるといいのですが」

「たぶん大丈夫です」

「それじゃ、細かいことを話しながら、食事等を済ませましょ。できうることは今日中にでも話して、明日のために。時間を作れば、それだけゆっくりしていいわよね?」

「ま、まぁ・・・そのつもりですけども」

「やるわよ」「やりましょう」


こうして旅立ちの準備を始めた。

まず相談をした。最小限の準備として、資金、必要な道具などはルミエナ様にまるなげ、大事なのはもらったリストだ。

 エルフの里限定とはいえ、有名な魔法士、弓士、付与士、戦士、戦術士、精霊使い。このうち二つ、戦士と戦術士はルミエナ様から教えていただく。精霊魔法はかあ様とフィナ。

残りの有名で時間が取れる方々を自ら探し、教えをこう方針だ。冒険者組合ギルドはエルフにはないが、ギルドと同じようなものがある。それについても自分で登録して活動をしつつ、教えを請う。ただし、この教えは、最低限の知識や考え方にして、自分の可能性を伸ばすためにするのが目的だ。具体的には魔法(真)、スキル(真)のため。

「このリストは焼印で皮に焼いて、消えないようにするから。絶対に失くさないこと。それと見られないこと。偏屈者ばかりだから」と注意をもらいつつ、話は戦争について。

「あまり財源的なことはわからないけど、予想がつくとおもう。あまり資金で勝つところはないわ。人間の数もそう。強みは魔法とこの森羅シンラの結界よ。魔法についてはこの前言ったとおり、他国も研究が進んでいる」

「すぐに戦争が起きてもいいように備える必要はありますが、勝つのではなく、守りから固めればいいですよね?」

「そうだけど、この前のようなこともあるわ」

「ですが、それしかないのでは? まず、武器などは弓、杖の製作は自体はできるでしょう。それも最高級品。交易はしていませんが、これについては増産する方向で、他が問題ですな」

「守り・・・僕は付与を一番先にならうべきだと思っています。ルミエナ様にした」

「ルミエナさんでしょ」

 さっと割り込むようにかあ様が促す。

 先ほど話した中で決定したルミエナ様は、ぼくのお目付け役、対外的には付き人という設定になり、これからのことも考えて、呼びつけにしろと言われたのだった。

「本当ならば、ルミエナと呼んでいただかないと」

 バリスタ様まで追従する。バリスタ様なら言えそうな気がするのに・・。じぃと何度も呼んでいるし。

「な、なれなくて」

「慣れとかじゃないの、上に立つときが来るかもしれない、指揮をする可能性があるならせめて自軍については強く出なさい。示しがつかない。周りの目があるときは特によ、冒険者だって指揮位するわ」

 痛いところを・・・むぅ~。

「分かりました」

「で、話を戻しますと? 付与をつけて魔法の強みを伸ばすということですな?それもエルフの里のみで処理していくと?」

 付与魔法は確かにエルフも得意な方が多い。だけど、ドワーフの手が加えられた武器にするとしないでは差が出てしまう。

 どれくらいかといえば、弓で例えると、エルフの風の付与がされた弓、素材は世界樹として的までの距離が250mまでが必中とするなら。ドワーフ作成の弓、素材同じ世界樹。これと同等だろう。つまり風の付与は相殺される。同じ世界樹の弓で同人が使えば200mあるかないかといった具合だろう。使い手の技術などを抜きにした感覚でこれほど違う。武器の性能は交易が多い人間には劣る。数で攻められれば、結界抜きでは敗北が見える。

「厳しいのは分かっているわ。そこでということね?」

「はい、ですが、量はできませんし、効果もいつ切れるか分からない。そのための付与を習うこと。もっといいものは、確実なものは先として、現在の付与レベルであっても武器は必要です。守りのために必要なものを1年後などと考えて必要分がどれくらいなのか、など現役の戦略家の方にお尋ねするべきかと」

「そうね、そういう話を進めましょう。話していいってことね?」

「そういうことです」

「ですが、一年となると短いですぞ。首都のシンラは影響はありませんが、他の村々はわずかながらでも四季の影響があります。交易に至っては森の加護がないため顕著に出ますぞ。つまり時期が限られる」

 四季。首都シンラは、四季すらも固定されていて、世界樹の好む春の季節になっている。

多少の影響ほどにしか感じられない。

 だが、イル、ニル、スー、ソルは和らぐ程度で影響を受けている。

交易を盛んにするとしても、ニルに至っては外界から外れた隠居の里。スーとソルは交易口を持ってはいるにしても、人間限定だ。ソルはそこそこに大きい港町で亜人の産物もあるが、なにぶん船で渡ってくるのが人間。

「情報交換などされたら即ばれて警戒されるわね、守りでどれくらい必要なのか、エンゲージの可能性や訓練も考えないといけないわね。一年は篭城作戦の準備ということになるわ」

「そうですね、このことについては、専門職さんと話をしてからということで、方針はこれでいいですか?」

「分かったわ。結界の付与の限界とかも知りたいから、出発前に何個かしておいて、これは実験用につぶれるとおもってね。武器も作成時間、保有数量、多種、準備して試験用にそろえておくから」

「はい」

「組織立つ行動になった場合、掟とは別の法についても復活を考えないといけません。これは文献を調べて精査し、内政とニルの老獪ともども話をしておきますぞ」

「さ、さすがですね。よろしくお願いします」

「リエン様!」

「あ、はい。頼むね」

 この流れでもじぃ・・・逃さないな。約束ついでにバリスタ様にも敬称不要、ただしじぃは続けて欲しいの強要・・。

「あまり変わらないけど、まぁいいわ。跡目ではないのだから・・・惜しいけど」

「・・・・・」

「まったくです」

 はい、そこは何も言わないのが正解!

 譲らないですよ。ってことで。

「次ですが! 他国事情を知るために、僕は出て行ったら駄目(不穏な目線ッ!)・・・・・はい!駄目なので、そちらについての諜報が必要ですがその辺は?」

「抜かりないわ。特に大侵攻に係ったものに関しては、信頼できる人をことに当てているから」

「え?もう調べが?」

「当たり前よ」

「ギルも張り切っておった」

「そうですか・・・」

 意外だ、そうでもないか? ギルバート父様は、イルの内政と外政に敏感だし、掟や法について厳しいと聞いたことがある。何よりあの雰囲気は、何かようか?私は忙しいとすぐ言いそうな文官そのものだし。

「これから少しずつぎすぎすした空気になるかもしれないけど、そこは内政、法の見せ所。戦況は私たちの訓練と、戦術、戦略次第。備えは現実と・・・リエン、あなたに頼るわよ」

「はい!」

「では、私は指示や書を書かないといけないわ、リエンちゃんは部屋で今からのことでも考えていて」

 僕が言えるのはこの辺までだろう。

シンラ様から直接言われたものとして。これ以上は僕なんかより優秀な大人がたくさんいる。できることはやっていくけど、任せるしかない部分は信じるのが仕事。

あ・・!

「わかりました、これも使ってなるべく負担が無い様にしてください」

 無限収納に収納している(偽装のためのかばん。癖がついている)に手を突っ込み、ノートとボールペンを渡した。

「これは? 紙なの!?」「これは、筆のようですな!」

 バリスタ・・・理解早い。ちょっと悔しいけど・・・

「はい、物資の宛てはこういうのも最終的にはいいですね。でも無いものと思って準備しましょう。今回は特別ということで。そうですね!「「?」」この紙の製法自体とかを僕の証としてください」

「??」

「どういう意味です?わかりかねます」

「えっと、僕がシンラ様から教えていただいて、それを発端に動くんだから、聞いた僕という可能性については疑心が残っても仕方ないと思います。でもこういうのがあって、秘めた何かがあると実証できるなら・・・説得しやすいかと」

「なんてこときにしてるのっ・・・・でも・・・おしいぃ、リエンちゃんは頭いいわ・・・」

「確かに。気のまわしかたは、王たる器ですぞ」

「いや、小心なものだよ! それとこれ。どうせ、食事とか抜こうとするだろうから、二人に。こんな感じですると、食べれますから。サンドイッチと何とかゼリーです」

 バリスタの反応を見て対抗しようと思いついたとはいわない・・・。

「助かるわ!」

「楽しみですな!!」

「美味しいもんね」

 再度、フィルムの外し方を教えるのと、ふたの開け方を教えて退出した。


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