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風船手紙〜解読編〜

前回までのあらすじ


地元の公園を散歩してる中、風船に向かって石を投げている子どもを見つけた蔵之介…風船を取ってあげる代わりに石を投げるのを止めるよう子どもに諭し、木に引っかかった風船を取ってあげた。


すると、風船には手紙が付いており中身を確認すると暗号が書いてあった。


1,11442222000777577744,4744


1922733*00033*8*


11111222,296664,444777755555444449911


「ここにこの手紙の差出人に関する手がかりがある…か。」


蔵之介は自室のデスクの上で手紙を眺め、改めて手紙の暗号を解こうとしていた。特に手紙の内容自体にはこの暗号を解くヒントは無いようだ。


「うーん…気になるとしたら,(カンマ)の位置と*(アスタリスク)か…」


普通、数字の間にカンマを書く際には基本的に数値の桁を確認するために三桁毎で打つのがセオリーである。数値にアスタリスクを使う際は掛け算と捉える場合もある。しかし、二行目の数値にしか無い。


「何かを示しているのだろうか?」


考えれば考えるほど深みにハマっていく。実は炙り出しとか、濡らすと何か出てくのでは?と思い、手紙をマジマジと見てみるが、普通のプリンター用の紙にレーザー印刷されたものだった。これだと、万が一に手紙が濡れてしまっても滲まなず、しっかりと文字は読める様になっている。


「まぁ、紙に細工してある線も無さそうだな…あとは…妙に同じ数字が並んでいるところか。あれ、そういえば…」


ここであることに気がついた。カンマの位置は同じ数字の途中で打たれていた。


「なんで同じ数字のところなんだ…何かを区切りたかったのか?…だとするとなんだ?最初の出だしのところは1が1個と1が2個と表現したいのだろうか?しかしなぜ分けようとするのか…?」


考え込んでいるが、中々答えに辿り着く事ができない蔵之介。ここで一旦小休止がてら、スマホを手に取りネットの記事でも見ようとした。


「いっそ匿名掲示板でこの問題でも乗せて答え募ってみるか…ん?」


この時、蔵之介の中で何かが弾けた。


「そういえばこれって…いや、だとするとこの区切りは個数じゃなくて、回数と考えれば…あぁ、そういうことかっ!…ということは*(アスタリスク)はこういう意味になるな。」


すぐさまメモ用紙とペンを手に取り、文字を書き出していく。そして、書き出した文字を確認してスマホの地図アプリでその場所を確認した。


「ここか…確かに実在する場所だな。…しかし、よくここから埼玉のこんな場所までよく風船が飛んできたな…」


蔵之介は暗号が示された場所を突き止めることができたようだ。


果たして…その場所とは?

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