冷たい川底
親友がある日、川で溺死していた。直接見ていたわけではないがそう聞いている。おまけに死体はいつからなかったそうだ。
いつの日だったか共通の友人がそう教えてくれた。
アイツは川底にいるという事を教えてやれればよかったのだが、会話はいつだって一方通行。僕の声が聞こえるはずがない。
アイツの死体は今もふやけて沈んでる。霊になり切れないアイツはいつも俺を見上げてる。
可哀そうに。俺は橋の上から見下ろしてる。
いつか霊になったら一緒にあの世に行くために。来る日も来る日も待って居る。
親友がある日、川で溺死していた。直接見ていたわけではないがそう聞いている。おまけに死体はいつからなかったそうだ。
いつの日だったか共通の友人がそう教えてくれた。
アイツは川底にいるという事を教えてやれればよかったのだが、会話はいつだって一方通行。僕の声が聞こえるはずがない。
アイツの死体は今もふやけて沈んでる。霊になり切れないアイツはいつも俺を見上げてる。
可哀そうに。俺は橋の上から見下ろしてる。
いつか霊になったら一緒にあの世に行くために。来る日も来る日も待って居る。
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