トイレ▶冒険者▶再会
えー50分遅れました、ものすごいペースで書きあげたので誤字脱字が多いと思います。ご理解ください
「シルムー?」
俺が問い掛けるが反応がない
30分程待つがまだ反応がない
ここは女子トイレなので入れないため俺はどうしようと考える
そして地図を見ると俺の部屋が書かれていたのでその部屋に行こうと思い歩く
すると、その途中にシルムを見かける
「おい、いつトイレを出たんだよ」
俺がシルムにイラついた様子で尋ねる
「え?終わったあとテレポートしたに決まってるじゃない」
こいつ、俺がどれだけ待ったと思ってんだよ!
俺が悔しがっていると城内にアナウンスが立ち込める
『【新入り】のシロサキレイヤさんは至急ギルドに来て下さい』
『【新入り】のシロサキレイヤさんは至急ギルドに来て下さい』
突然のアナウンスに驚く
え?俺?ギルドになんで俺が呼ばれるの?ってか魔王軍にギルドって必要なくない?と思っているとシルムが
「.....あんた、なに、やらかしたの」
「ギルド収集なんてめったにないわよ」
「るせーな、俺にも分かんねーよ」
そして、地図を見ながら城の中にあるギルド室へ向かう
「それにしてもここは、広いな、」
さすがは魔王の城と言うべきか
そう思っているとギルド室の前へつく
扉を開けるといっせいにギルドの中にいる人が俺を見る
案内係のお姉さんらしき人の下へ行くと
「冒険者討伐おめでとうございますレイヤさん」
「ああ、ありがとう」
「【戦闘員】に昇格です」
心の中で歓喜をあげる、賢者達の復讐にまた1歩近づいたと、
「そこで、レイヤさんには、遠征に行ってもらいます」
「A級勇者レイン・ファイナーの討伐です」
「このものは、将来的に私達の害になります」
「討伐よろしくお願いします」
「現在レイン・ファイナーはここから東のアルスファイナの街に居るはずです」
「承諾します、ですが、地図を貰えないだろうか?」
「勿論です、彼は何か奇妙な技を使うらしいので気をつけてくださいね?」
俺は地図を受け取る、そして、その場を離れようとすると周りのものが
「頑張れよ!ボウズ!」
と言い、俺の肩に手を置いた
加齢臭が凄いのでやめてくれませんかね?
と、心の中で言い言葉を返す
「ありがとうございます、頑張ります」
そして俺はその場を離れ廊下を歩く
そして俺はシルムに聞いた話を思い出す
この世界は勇者が正義で魔王が悪だと言う風に子供は教えられているらしい、まあ、俺の世界でもそれはラノベの定番だった
だから、当然、勇者や冒険者に憧れると思う
だがそれは嘘で昔、数々のモンスターを倒していた英雄が周りの勇者や冒険者に妬まれ、1つのミスをきっかけに『悪女』や、『非英雄』などと言い広められ、それが時間が経つ内に『魔王』と呼ばれる様になったらしい
そして『魔王』が1人になった時に手を差し伸べたのが5人の今の【幹部】だったのだそうだ そして今【幹部】は9人いるが、4人は後から入ったのである その内の一人がシルムだ
昔、魔王は自分が周りを助けるために戦っていたのに裏切られ、復讐に明け暮れていたらしい その昔のイメージを勇者や冒険者に悪用されている今、魔王軍はモンスター討伐や、勇者、冒険者討伐、そして災害の復興などを、行っているが、そのイメージは中々振り払えれないらしい
勿論良い勇者や冒険者達もいるが、半分近くの勇者や冒険者はモンスターを放ったらかしたり、災害を自ら起こしたりしている、だがそれは魔王軍が倒すことによって未然に防げる
だが、賢者達が100年ほど前から魔王軍を倒そうと影で動いているらしい、魔王軍が倒されたら、世界は崩壊する、らしい
これを聞いた時は驚いたよ
だって俺も魔王軍は悪だと思っていたからな
そして俺はたまたまそこにいたシルムを呼び止めて
「そう言えばだけど、あの話って......
俺が質問をしようとするとそれに被せるように
「はあ?あれ本気で信じてるの?」
「ウケるんだけどw」
「え?うそ?」
思わず変な声がでる
「なんで魔王軍ができたかって言うとね?」
「かっこいいからよ」
俺の尊敬を返せよ、それでいいのか魔王軍
はあ、とため息が混み出る、結局、魔王軍は悪なの?
関係ないし別にいいやと思い前へ歩くことにした
「シルムーテレポート使えるか?」
「えー無理ー」
「ちっ、使えねぇー奴」
俺が後ろを振り向き前へ行こうとすると
「誰が、使えないって?」
後ろから殺気を感じる
「ちょ、悪かったって」
「テレポートがしたいんでしょ?」
いや、出来るんかいと心の中でツッコむ
「ごめんなさいね、そのアルスファイナって街、行ったことないからテレポート出来ないわ」
「いや、出来へんのかい」
思わずこぼれでる
「それよりあんた、一人で行く気?」
「ああ、悪いか?」
「いや、全然、悪くないよ?ボッチ」
心の中でボッチという言葉が何往復もする
高校生の時は友達はいたものの小中学生の時は完全にボッチだった俺には深く抉り取られる感覚を覚えた
「お、おれは孤高な騎士を目指しているから、パーティーは必要ないんだよ」
「言い訳だけは達者ね、ゴミ騎士」
俺は地図を見ながら城の外を出てみる
するとそこには緑の木がたくさんあった
城は、山の中にあった
俺は自分の戦略などを考えるために、ステータスを唱える
『ステータスオープン』
体力 6048
防御 3040
攻撃 2005
速さ 10869 スキル発動時999999
魔力 4089
知能 0
スキル 【光速速攻】速さがあがる
魔法 【氷結】 相手を凍結させる
耐性 【冷耐性】
Lv149
「あれ?」
思わず、声を上げる
「こんな、強かったっけ?」
俺が倒したのは推奨レベル100の洞窟にいる怪物達
しかも、数十匹、妥当な経験値なのかも知れない、そう思う
賢者達の強さはあの時のオーラで分かった
まだまだ足りない、こんなもんじゃない
そう思い歩みを進める
太陽が西に沈み月が顔を出しかかっている時間
俺は森に入る
風がゴウゴウとうねり視界が悪い
「夜の森か、危険なのかもしれないな」
俺はこの世界の知識が全くと言っていいほどない
だから、昔ラノベで読んだ知識をあてはめていく
俺は着実にアルスファイナに、近づいている
森を抜ければ休憩しよう、そう思い足を前へとやる
すると、
「いたい!や、やめてください!」
と、声が聞こえる
先程ギルドでお姉さんに聞いたハウンドドッグらしきモンスターが一人の少女に噛み付いている
俺は助けようと試みる
少女に噛み付いている背後から俺は剣を振り上げる
「三刃切りっ!!」
俺は魔王軍の誰かが使用していた技を見様見真似で使ってみる
剣の先から三つ斬撃が飛びハウンドドッグを貫く
すると噛み付いていた少女を茂みの方へ投げ飛ばす
「ガルルルルル」っとハウンドドッグが鳴き、倒れる
そして灰になり虹色の球体が出てきたのでリュックにつめて、あたりを見渡す、
「あの子は、どこへ」
すると、茂みから音が零れる
「.....うっ......」
俺は草を払いその声の正体を覗き込む
そして俺は正体に気づいた時には声が出せなかった
なぜ?なんでここにいる?
そのような疑問が、次々と思い浮かんでくる
おかしい、この子がここに居るのは絶対にありえない
人違いか?いや違う、あまりにも一緒すぎる
金髪で金眼、こんな特徴で綺麗な肌に身長も一致している
俺は無意識に、自分の鞄を漁り回復ポーションをだし、その正体に向かって投げる
どうか、生きててくれと、
「.....こ、ここは...」
その人が声を出す
よかった、そう思う
そして俺は確信する
やはり、そうだと
俺はこの人を知っている、知っているだけじゃない、
「なんっで、ここに居るんだよ!リンっ!!!」
俺が愛した人だ...
次の話は明後日の6時予定です!