~モグラのフレンズおじさんの話~(1)
お話をするようになった女流作家S氏と、
元気の出ないあなたに捧げます。
※どうか、少しでも力を抜いて、お元気になられますように、願いを込めて。
~想像でのみ構成された絵本の世界へ~
メアリー・ポピンズは、3歳である。
彼女は、非常に想像力豊かで、聡明であったが、まだ3歳である為、流暢に本を読みこなすことは難しい。 けれども、彼女は、非常に聡明であったために、大人たちが、メアリーに気に入られたいが為に読み聞かせる同じ本を30回以上聴き続け、何と、彼女は、本一冊を丸々暗記してしまった。挿し絵の位置と、ページ分量で大体どの場面か即座に頭の中に思い浮かぶ程である。
彼女の頭の中では暗記された文字が言葉が映像として回り始め、再構成される。
彼女にとって、本は、絵本と言えた。文字を見ていると、映像が動き始めるのだ。
彼女は、だからこそ、今日も、読めない筈の本を眺め始める。
彼女にとっての文字の絵本の中のキャラクターである彼らと、逃避行するために。
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~モグラのフレンズの話~
今日は、その中の彼女の絵本の中のとっておき!
モグラのフレンズおじさんの話をしよう。
フレンズおじさんは、最近、とても、目がショボショボするのだよ。とメアリー・ポピンズに話しかけた。メアリーは、メアリーの絵本の中ではとっても賢いことになっている!もう、とびっきりだ!一番賢いと言っても良い。勿論、モグラのフレンズおじさんよりもね!
だから、メアリー・ポピンズは、この絵本の中では、解決出来ないことなんてない!それは、絶対だ。だから、メアリーの友達の絵本の中の彼らは、メアリーに何でも相談するんだ。メアリー・ポピンズ!お願い!メアリー・ポピンズ!助けて!メアリー・ポピンズ!大変なんだ!こんな具合にね!だから、メアリーは、やっぱり今日も、モグラのフレンズおじさんの相談に乗っていた。それはまあ、神妙な顔してね!そりゃあ当然さ!相談役には、やっぱりちょっぴり威厳も必要なんだって、メアリーは、わかってるからね!
おっと!話をモグラのフレンズおじさんの相談ごとに戻ろう。
まあ、なんというか、厄介な相談ごとにメアリーは、思えたんだ。
目が、ショボショボするのなんて、ちょっと目が悪くなっただけじゃないかしら、と思ったけれど、もしかしたら、なにか原因があるかもしれないわ、って、メアリーは、考えた。モグラのフレンズおじさんに、今日の出来事を聞いてみる。
「今日かい?う~ん、!しめたっ!そういやぁ、ねずみのポビーの奴が、またワシの石鹸を齧りおってな!頭にきたもんだから、ポビーの奴をこってり叱ってやったんですわ!また、あやつが、ワシの居眠りしてる間に悪戯したに違いねえっ!ポビーの奴を探さにゃなんねぇっ!」




