私文・昔の二次小説が酷かった話
自分が中学生の頃だった。そのころはまだ基本的に萌えが一般化されておらず、カノンやトゥハートみたいな古典的な物が主流だったと思う。
萌えがどうというよりもその頃はネット上の二次小説は少々中二病を通り越していた。
自分が見ていたネット小説の範囲内なので、人によっては違うかもしれない。だが、カノンに限っては原作無視、キャラ崩壊、ファン侮辱は普通にあった。
まだ中学生だったのでそういったイメージ崩壊にはまだ耐性があったし、それほど大切に思う作品ではなかったためむしろ受け入れていた。
ただ、今思うと浅はか過ぎる人間だったと思う。
何せ、ごく普通の女の子で、ファンタジー要素がかかっているとはいえそれが一気に中二病的要素でイメージを破壊しまくっていたのだ。
当時の二次小説は自分さえよければ何でもいい的な空気があった。
酷い例として、カノンの二次小説だ。まず、ロボットに乗っている。
ちなみにカノンにSF要素は無いし、そのロボットに乗る必要性など皆無だった。
スパロボ的な感覚でカノンの登場人物たちがロボットにのって戦うストーリーで、その主人公たる相沢祐一も異常な強さで敵を倒していく。
しかも途中でガンダム本編のセリフを全て投入する、パクリに近い行為をするのであった。
探せばガンダム00のキャラクターをそのままカノンの登場人物に入れ替えた二次小説もあるが、それもセリフは変わらない。カノンのキャラクターがそのままガンダムのキャラクターのセリフを言っているだけだ。
あまりにも酷いタイプの二次小説だったが、その作者が今も元気にしているかどうかは分からない。
ただ、はっきり言ってすぐに消してほしい黒歴史に該当する例の一つには変わらない。
もう一つ、カノンが中二ファンタジー系の二次小説になっていることもある。
キャラクター無視もいいところだが、場合によって相沢祐一が鬱陶しいレベルで強キャラ化するため、今になってはリアルに制裁をしたほうがいいのかもしれない。
また、萌え作品以外でもナデシコやエヴァも主人公が異常強キャラ化することがある。
精神転移、あるいは修行などでアキト、シンジ君が無双キャラ化し、敵を倒していくのだ。
ただ、これも主人公が強キャラ化して都合よく敵を無双しているだけであって、目新しさや納得がいくような設定も存在しない。
作者の、弱い主人公が気に食わないから強くしちゃえ的な行為だった。
はっきり言うと、これを面白いと思うのは中学生までだ。正直、強すぎる。
あまりにも強すぎてお前何でまだヘタレ精神保っているんだよと言いたくなるぐらい強すぎる。
ラノベの主人公がまだかわいいレベルだ。あれはまだオリジナルだからこそ許されている。
しかし、ナデシコやエヴァの二次小説である以上、もう少し原作のイメージを保つべきだったのかもしれない。
というより、問題はシンジ君の強キャラ化問題だ。スパロボ的な行為はまだいいが、性格はもはや別人だったりするし場合によって北斗みたいな事を言い出すのだ。
多分、相当自分に自身が無いのかもしれない。しかし、流石にやりすぎというかもはやオリジナル作品でいいんじゃないかと思うくらい原作を無視しまくっている。
とにかく、オリジナル原作だった方がマシなレベルで原作破壊をしまくる二次創作作家は存在していたのは事実で、最近はそういう行為をする人は減っているのかもしれない。
ただ、覚えておくことは気にいらない、あるいは自分はこうしたいという理由で主人公を異常強キャラ化したり、SF作品でもないギャルゲーの登場人物をロボットに乗せて無双するなどという行為をしないことだろうということだ。