鐘が鳴る
昨晩遅くまで悶々と考え事をしたせいで、今朝は眠かった。蒸し暑い朝でもあるので、身体が火照っている。ベットの脇に置いてあるペットボトルを取り上げ、中身を飲み干した。
身支度を手早く済ませ、階下で朝食を祖父母ととる。
祖父母はいつも僕を待ってくれているのが嬉しい。
家を出て学校に着くまで、何も考えなかった。身体が怠い。
今日は授業にあまりついてず、スミス先生の質問にも答えられなかった。そのまま昼休みに入って、アレクとチャールズは僕を中庭へ連れ出した。空は灰色の曇り空で、憂鬱な気分は晴れない。
ふと、メアリーの姿を見つけた。友達と3人でパンを食べていた。僕は彼女をぼんやりと眺めていた。メアリーは僕の視線を素知らぬふりして浴びていた。
「貴方、ああいう子達がいいの?」
メイが僕の首に後ろから抱きついてきた。
「アレク、チャールズ、混ぜてもらうわよ。」
メイは僕の隣に行儀よく座った。一度だけ髪を手ですくとすまして言った。
「貴方の彼女ってどういう子なのかしら?私ずっと考えてたのよ。」
これを聞いた僕の、うんざりしたような顔を見た彼女は慌てて付け足した。
「今回ばかりは私の勘も外れたのかも。」
今度はニッコリと笑ってやった。メイはほぅっと溜息をついた。
「貴方って罪な人ね。」
この発言にはアレクが大笑いし、チャールズは苦笑して、僕はというと眼を泳がせていた。
その反応を見てメイも声を立てて笑った。




