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悲しみよ、こんにちは
これから更新遅れます。
4月だ。やっと暖かくなったことで、僕は和やかな気分になった。
相変わらず弟からの電話が頻繁に来る。
メイは弟のことをまだ思っているようだ。
ウィリアムはぐんと身長が伸び出した。
アレクとチャールズはとても親密だ。
メアリーは幾分明るくなった。明るく振舞っているだけかもしれない。
この頃、僕はメアリーと初めてキスをした。メアリーから仕掛けてきた。初めてのキスは緊張した。いい思い出になった。僕はちっとも嫌じゃなかった。だって僕は彼女が一番好きだったし、彼女も僕を一番好きだったから。このキスを皮切りに、メアリーは僕に甘えるようになり、僕はそんな彼女を安心させ、喜びを与えることに徹するようになった。僕とメアリーの関係は、世間でいう恋人のような一面を帯びてきたのであった。しかし、アレクやチャールズのようなものとは違った。ずっと一緒にいなくても平気だし、夜を一緒に過ごしたりもしなかった。特にメアリーがそういう関係を望んでいなかった。
しかしそんなことは些細なことだ。
僕らは互いを慈しんだ。
そこには間違いなく愛があった。




