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冬の階段  作者: とどろき
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新しい僕

学校の入学式は9月だ。それまで僕はメイやウィリアム、それからアレクとチャールズと一緒に楽しい時間を過ごした。メイはアレクを鬱陶しがっていたけど、チャールズがいるだけで全て良しとしたらしい。アレクはメイが好きなのに、メイがチャールズに目をつけているとわかると、チャールズを巡って喧嘩を起こした。おかしなやつだ。僕は彼らの仲裁に入る事が多くて大変だったけれども、それは置いといて、皆んなといい関係が築けたと思う。ウィリアムは僕に懐いた。ウィリアムの相手はメイやアレクよりも楽で僕も相手をしてやったからだと思う。


そんなこんなで学校生活が始まった。僕の他に留学生は沢山いた。日本人は僕一人だったけれども。僕は彼らと友達になった。留学生はこの時期注目の的になるらしい。チャールズが教えてくれた。幾人もの生徒が僕に興味を持ち近づいて来てくれた。僕はその子達とも友達になれそうだ。授業は難しい、ついていくのがやっとなのでいつもチャールズに教えてもらう。アレクやメイとも学内で出会う。ウィリアムとはたまに出会う。学校から帰ると祖父母が夕食の準備をして待っている。僕はその日あった事を細かく話して彼らを楽しませている。そして風呂に入って寝る。僕の毎日は瞬く間に過ぎて行くと同時にクリスマスが迫って来た。厳しい寒さが続いたが、人も街もどこか浮き足立ってきた。外国で過ごすクリスマスなんてはじめてだ。今年は何かいい事が起きるかもしれない。クリスマスの為に僕はプレゼントを用意することにした。それらは僕の家族に贈るつもりだ。彼女に、祖父母に、メイやウィリアムに。

喜んでくれるといい。イギリスに来てから一番穏やかな気持ちだった。このまま来年も再来年も、みんなでクリスマスを過ごせたらいいと思った。





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