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双子 2  作者: 豆太郎
2/3

中編




引き取り手が見つからない私たちを引き取ったのは、髭の生えたおじいさんだった。





と、お姉様は思っている。





私は一目でわかった。




この人だ、って。





あの真っ赤にそまる瞬間、見えた顔。


忘れるわけがない。



ましてやお姉様の敵。




最初はどうするか迷ったけれど、簡単なことだった。




そう、お姉様は何も気づいていないんだ。




だったら、そう、するしかない。







あの特別な日からちょうど8年後、そいつはとうとう話し始めた。



お姉様は、とてもショックを受けているように見えた。




でも、お姉様は私のお姉様。


同じことを考えていることなんて、まるわかり。




でもね、お姉様。




お姉様はもう辛い思いしなくていいの。




これからは私が守るから。




二人で生きていこう?


もう13にもなったの。




こんなやついらないわ?




ね、お姉様。






私はポケットにあるナイフを取り出し、お姉様とは反対側の首筋を


躊躇なく切った。






紅に染まる床に、きれいな涙が一粒落ちた。





ここまで姉目線のものと同じです。(ストーリー)

後編、で終わり。

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