第六話 赤い糸が切れた
皆様こんにちわ。BGM部です。
遅くなってしまいすみません;;
今回の話は、ついに!ついに!・・・って感じですね!w
ここからが書いてても、見ていても、面白くなってくるかと!
最後まで読んで頂けたら幸いです(^ω^誠)
――――もう一度張り詰める
「あ~!文化祭終わっちゃった~~!」
美樹、終わったのはもう1週間前だ。テンション高い。
少しは空気読めこのKY。
私は今すごく、すごく不機嫌、・・・なのか?
自分の気持ちがアレ以来、よく分からない。激しく不安定だ。
アレ以来・・・
林檎に(するつもりは無かった)告白をスルーされた、文化祭以来・・・
「つかやっぱ愛と周りたいよ~!!ね!来年はさ~!!」
「てことは、『お化け屋敷』付き合ってくれるの?」
私の中では文化祭=お化け屋敷なのだ。
そこは譲れない。のでお前が付き合え。
「え~!!愛の意地悪~~!愛は私のことが嫌いなのね!!!!!」
「好きだよ~」
お化け屋敷の次に
「嘘だ!!愛の告白はいっつも当てにならないんだから!!」
いつ告白した。そしてその口調腹立つからやめろ。
「林檎ちゃんも愛の甘い言葉に惑わされないようにね!」
「そういえば、文化祭の日に『好き』って言われました」
・・・!!
「なぬ!?やっぱり愛は浮気ものだったのか!!」
「赤糸さん・・・浮気だったんですか・・・?・・フフっ」
違う
「林檎ちゃん!信じるな!信じてはならぬ!」
「アハ!気をつけなきゃですね~」
違う
「赤糸さんの告白は信用しちゃ駄目なんですね?」
違う
「そゆこと~」
違う。違う。違う。
ガタッ
「愛?いきなり立ち上がって、どしたん?」
「もう、帰るね」
「え!?何で!?」
「赤糸さん?」
ガタッ バタンッ
出てきてしまった。何でか分からないけど、すごくイライラする。
林檎への告白は、決して嘘じゃない。嘘じゃない。
そんなの2人はしらないのに。イライラする。
何も知らない癖に決め付けられたから?林檎に信じないと言われたから?
分からない・・・。けど、すごくイライラする。
「赤糸さん!!」
林檎の声で止まってしまった。
このまま振り返らずに行ってしまいたい。でも足が動かない。
駄目だ。今、口を開いたら・・・全てが壊れてしまう・・・
「赤糸さん、どうしたんですか?」
「別に」
「でも、怒ってます・・・よね?私達何かしましたか・・・?」
してない。2人は何もしてない。
早く誤解を解かなきゃいけないのに、今は口を開けない。
「何かしてしまったんなら謝りたいんです。どうして怒ってるのか、教えてください」
何もしてない。2人は何も悪くない。のに・・・
早く何か言わなきゃいけないのに!何か、何でもいいから・・・!
「赤糸さん・・?」
「何をしたのか分からないの?」
やっと口を開けたと思ったら、出てきた言葉がコレだ。
違う。こんな事を言いたいんじゃない。
「私に何をしたのか分からないの?」
「・・・はい」
私は何を言いたいんだ?分からない・・・
頭が上手く働かない。感情だけが先に突っ走る。
でも、このまま言い続けたら・・・
「赤糸さん・・。どうして泣いてるんですか?」
・・・え?
泣いていた。自分でも気づかない内に。
止まらない。涙も、言葉も・・・
「2人は何も悪くないよ。私が怒ってる理由なんて知りもしないよね」
「だって、ずっと隠してきたんだもん。ずっと、ずっと」
「頑張って、隠し通してきたんだもん」
「何を・・・ですか?」
林檎の言葉が私の心に入ってくる。言っちゃ駄目だ。
「隠し通すんだよ。そう誓ったんだよ」
言いたくないのに口が動く。
「でも、隠し切れ、ない。隠し通すには余りにも、時間が多すぎた・・・っよ」
泣きたくないのに涙が出る。
「もう・・・辛いよ・・・」
もう・・・・
「林檎が『恋愛感情』として好き・・・」
――――もう一度張り詰める
――――赤い糸が切れた
第六話、いかがでしたでしょうか?
告白!しちゃいましたね!
恋をしたことがある人にもない人にも理解してほしかったのが、
不安定な心の動きですね。
皆様に共感、理解して頂けたなら、幸いです(^ω^誠)ノシ