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第一話 初めて恋をした

皆様こんにちわ。BGM部(まことくん)です。


ボクが初めて投稿するこの小説は、GLです。

しかし、そこが重要なわけではなく、

叶わないと知っていても尚、恋から逃れられない切ない2人を描きたかったのです。

R18な表現は一切入れるつもりはありません。


GLをあまり好ましく思っていない方にも、読んで頂けたら幸いです(^ω^誠)

――空に舞う髪

――ほのかな甘い香り

――世界で一番美しい


私、赤糸(あかいと)(あい)は、北原高等学校の2年生です。


「愛おはよう!」

「赤糸はよっ!」


私に向けられる笑顔、挨拶(あいさつ)

肩位まで伸びた髪は少しパーマがかり、左上に赤いリボン。

大きな目に長い睫毛(まつげ)、別に私はナルシストという訳ではないが・・・


「皆おはよう!」


「・・・っっ///////////」


非の打ち所がない位に可愛い。


「愛!昨日のテレビみた!?あれマジ面白くない!?」


・・・面白いのか面白くないのかどっちだ


「あ!見た!!超ヤバイ!!!」


・・・それは褒め言葉か・・・?


「愛、聞いてる・・・?」


!!


「聞いてるよ!マジやばかった!!」


私は笑顔で答える。

ああメンドクサイ・・・


「てかさ、愛って好きな人とかマジで作んない訳?」


「うん。今はまだいいや」


作るって何だ。粘土(ねんど)


「タイプとかいない訳?」


「・・・タイプ・・・?」


「そう!」

「私は断然!顔だわ~」

「私は金持ち!!」

「お前ら何様だよ!!」


笑いが交差する中私は考える。

タイプ・・・?なにそれ・・・無理でしょ。まず男子って時点で無理。


「で、愛は?」


「え、うん・・・と、優しい人・・・かな?」


「愛・・・。カワイイ!!////////」

「私が嫁に欲しいわ~」


「あ、じゃあ貰ってもらおうかな?」


「やったーーー!」

「いいな~!ずるいっ!!」

「あ!やべ!先生来た!!」

「戻るわ!」

「後でね!!」


「うん!」


ようやく話から逃れられた。

私はあの類の話は苦手だ。

恋なんかしたことない。

勿論もちろんこれからする気もない。

告白された事は二桁(ふたけた)とあるだろう。が、全て断った。

なんか・・・、気持ち悪かった。

結婚願望もないし、私の未来は真っ暗・・・なのか・・・?


「今日は、HRの前に、転入生が来ているので、紹介します」


周りが少しざわめいた。

私も興味がない訳ではない。

少し(?)ばかり、人より関心がないというか、皮肉・・・気味なだけだ。


「どうぞ。入ってください」


ガラッ


教室に入ってきたのは女子だった。


長い黒髪

日の光を浴びた事もないような白い肌

真っ赤な唇はまるで林檎(りんご)

決して目が大きい訳ではない。睫毛が長い訳でもない。


でも――――――――――――


「皆さん初めまして。白雪(しらゆき) 林檎(りんご)です」


小さな唇から漏れたのは、小さな歌声のような声

童話に出てきそうなその容姿はまるで・・・

まるで・・・


「席は、坂島の後ろね」

「私の後ろだよ!!!」


まるで・・・


「あ、ありがとう」


白雪姫だ


どうしよう!どうしよう!どうしよう!

恋なんかしたことない。

人を恋しく想う気持ちなんて知らない。経験した事なんか無い。

でも分かる。これがそうだ。

間違いなく、これが、恋だ。


私の隣を通り過ぎていく白雪 林檎


――空に舞う髪

――ほのかな甘い香り

――世界で一番美しい


――――初めて恋をした



第一話、いかがでしたでしょうか?

ボクとしては、初恋の心情を上手く表現できず、難しかったです。

皆様に共感、理解して頂けたなら、幸いです(^ω^誠)ノシ

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