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幼い悪役令嬢に転生したら、いつの間にか国中に愛されてました  作者: 舟知賀菜湖々
第一章~お父様たちに好かれるために頑張ってます~
3/7

ついに転生しました!

 はっ

 ……あ、ここがレオナ姫の部屋か…

 さすがお姫様、天蓋付きのベッド…超豪華…目がまぶしいよー…

 じゃなくて!

 ルーナが言っていた日記帳ってどれだろう?…ガサゴソ…

 これのことかな?


 私が見つけたのはピンク色の分厚い日記帳。真ん中にはしずく型のアクアマリンが埋め込まれている。


 それにしてもこの日記帳分厚すぎない?私なんて三日で終わっちゃったのに…


 とりあえず中身を見てみることにした。


 2月8日【レオナ8歳】

 今日久しぶりにお父様に会った。でも、私にかけてくれてくれた言葉と言えば、「相変わらず醜い」「よくもお前のようなものがマリアから生まれてきたものだ」こんなことしか言って下さらなかった。どうして?私が可愛くないからいけないの…?


 4月19日【レオナ10歳】

 この屋敷の使用人たちも私を嫌っている。でも、ひとりだけ秘密のお友達がいるの。名前はラミ。まだ使用人見習いだけど、あの子だけが私の気持ちを分かってくれる。だから、大丈夫、私なら我慢できる…


 11月30日【レオナ13歳】

 どうしたらお父様やお兄様たちに気にしてもらえるかわかった気がする。王国ではよく、「〇〇で泥棒が出たらしいわ…金目の物を全て取られたのですって…」「まぁ怖い…」

みたいなことがささやかれている。ということは、私も悪事に加担すれば、みんな私のことを噂してくれると言うことよね!


 3月28日【レオナ15歳】

 今日初めて泥棒に協力してみた。泥棒たちはお城の地図を手に入れたがっていた。だから、お父様の書斎からこっそり取り出して、複製した。それを渡したら、すごく喜んでくれた。人に喜んでもらえるって気持ちがいいな。


 7月28日【レオナ18歳】

 今日お父様に大広間に呼び出された。私が協力した泥棒たちは見事王家の宝を盗み出したらしい。そのことは新聞にもなっていた。きっとお父様に褒めていただける!

…でもそう思って向かった先ではお父様以外にもお兄様たちや使用人全員が集まっていた。広間につくなりお父様に怒鳴られた。「お前は我が家の恥だ!もう二度と我が家に帰ってくるな!」って。どうしてだろう。私はすごいことを成し遂げたというのに…


 10月30日【レオナ18歳】

 伯爵家から追放されてしまった。馬車に問答無用で押し込まれて、御者も私にそっけない態度。おろされたのは見たこともないような荒れ果てた土地。草木はなく、動物一匹もいない。何もない。私に残されたのは、この日記帳だけ。私はどうしたらよかったの?もう後悔しても遅い……ミラはどうしているだろう?私と仲が良かったから処罰されているかもしれない…ミラは何もしていないのに…


 さようなら、私の人生…私は自死することにした。やり直せるなら、どうしたらよかったかな……



 なるほど、レオナさんはだいぶお父様に言われたことを気にしていたのね。

 外に出たこともなかっただろうから、考え方も孤立しちゃったんだろうな…

 それで間違った方向に考えて、進む道を踏み外しちゃったんだろう。


 …よし、とりあえずお父様に会った瞬間、何があろうと笑顔を崩さないで、何を言われようと、「わかりました。精進します!」って言っとけば何とかなりそう。


 …それやったら、不気味に思われちゃうかな?


 コンコン

 ほえっ?誰だろ。もうちょっとこれからのことを考えたかったのに…

 …こういう時なんていえばいいんだろう。そうだ!

 「ど、どうぞ!」多分これであってるはず!


 「失礼します」

 扉が開いて入ってきたのは、メイド服を着た人。誰だろう?

 あれっ?メイドさんの目の前になんか出てる…

 『マリー・シュロット』

 …この人の名前かな?



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