女神さまに会いました
始めて書く作品なので、変なとことか間違いがあったら教えてください!
お願いします!(連載はする予定ですが、たまーに書くくらいなので、読んでくださる方は気長にお待ちください…!)
「はぁ…はぁ…」
疲れた。いったいいつまでこの高熱が続くのかな。
最近よくテレビで言われている感染症にかかっちゃた。
かぜだとおもって言わないでいたら、どんどん熱があがってきて。
結局お母さんにバレちゃった。お母さんたちには心配させたくなかったんだけどなぁ…
テレビだと感染して一週間以内には死んじゃうっていう話だった。感染してから今日は六日目。今が夜だから、明日の朝を迎えて普通に目覚めれたらいいのに。
なんだ、何にもならなかったよ。もう大丈夫だよ!
そういう日が、来ればいいのに。
お母さんたち、ごめんね…安心させてあげられなくて。いまもお母さんは看病してくれてるし、お父さんは私が好きな料理を少しでも食べれるようにってつくってくれてる。私が元気になる未来を信じてるんだ…
眠気が迫ってくる。
私は無事に明日を迎えられるのかな…
「ここ…どこ…?」
気が付くと私は空の上にいた。
もしかして、ここがお母さんの言っていた「天国」なのかな…
心の中にぽっかり穴があいた感覚。
あぁ、やっぱり私は死んじゃったんだ。ごめんね、二人とも…
私が死んじゃったと言うことは、それが運命だったんだろうけど。
それでも私は、大人になるまで生きて、もっといろんなことを経験して見たかったな…
お母さんたちが言ってた。
「ケッコン」したり、「シゴト」したり、あなたにはそういう普通に楽しい人生を送って欲しいって…
でも。それを叶えることはもうできないんだ…
「そうではありませんよ…」
え?
どこからか声が聞こえてくる。お母さんのような優しい声だ。私は呼ばれているような気がして、声の方に走っていった。
「私を呼んだのは… あなた?」
目の前に、とてもきれいな女の人が立っていた。
白い服をまとい、翼のようなものが生えている。頭には金色に淡く光る丸い輪。
お母さんに絵本で読んでもらったことがある、「女神様」にそっくり。
「もしかして、あなたは女神さまですか?」
私は女の人にそう尋ねた。
女の人は優しそうな微笑みを浮かべながら言った。
「えぇ。私は女神ルーナ。あなたをここへ飛び出したのには理由があるのです。」
理由?私が死んだのにはなにか理由があったのだろうか。




