一度でも我に頭を下げさせし人みな死ねといのりてしこと
一度でも我に頭を下げさせし人みな死ねといのりてしこと
石川啄木の歌です。いい歌ですね。でもこれから書くことには関係ないです。
そういえば久しぶりにこのエッセイらしきモノを書いている。ここしばらく書きたい物語が頭に浮かばないからだろうか。
僕は物語を想像することが好きだが、想像を進めるべき事柄がない場合でも何か書きたいと思ってしまう。でもそういう場合は物語を書きたくない。適当に思ったことだけをキーボードに叩いている。なんでだろう。うーん、ポンと明確に答えが出ないので、嫌いなことから考えてみることにする。
「テーマ」って言うのかな、伝えたい事柄から始まらない物語は想像を進めることができない。言い換えると、「コンセプト」や「キャラクター」、「セリフ」などから物語を考えることが苦手、ということなのだろうか。
だからでしょうか、僕は「magnet macrolink」さんで開催されている「三題噺」が書けなかった。今日、2019年12月16日では「横」「学校」「ペンギン」の文字を使った作品の募集が行われています。
当たり前のことですが三つの文字を使えと言われて、本当に使うだけでは詐欺というか、頭を使っていません。言葉から連想される要素をうまい具合にかみ合わせて、面白さをつくり出すというわけですね。
では、僕が考えていた未完のネタをここに残していきましょう。
☆ここからメモ☆
「横」→「横道」→「正道から外れること」
「学校」→「子ども」→「アイデンティティの確立」
「ペンギン」→「南極」→「環境問題」
ペンギンが通う学校、これじゃ普通、つまらん、却下。
学校の帰り道にカマクラを発見し、中に入ると南極大陸のペンギン施設に続いていた。
イワシしか提供しない寿司屋。
多生物への啓蒙活動を、特に人間に対しては環境問題の改善へのアプローチをしている。
人間に責任を押し付けてるんじゃないのか? ペンギンの技術力は超越している。
内在化されていない技術、道徳なき科学は破滅に繋がっている。人間が猿だった頃、ペンギンの技術を用いて反逆した一つの生物がイワシにされた。
地道な活動が結果的には一番早いのだ。
天の川銀河を出て、他の銀河を研究するほどの科学力。なんとか種のアインシュタインみたいな名前のペンギンがブラックホールのエネルギーを利用することに成功。ワームホール、量子ゆらぎの技術。
ここまでが導入?
タイショウペンギン(寿司屋)は元科学者で他ペンギン才能についてゆけず、あぶれて、この仕事をしている。
正しいことを言っても必ず道理が通るわけではない。
☆ここまでメモ☆
「コンセプト」が決まると「テーマ」が浮き出て、それを説明するための「キャラクター」が同時に決定される。
多分、三題噺の練習を続けていけば、物語の枝葉部(サブパート、洒落たセリフなんか、まァ、僕が勝手に枝葉って呼んでるだけですが)の質が上がるのではないでしょうか。部活の基礎練習みたいなもんですかね。大事だと思いますよ。
で、何で僕が熱心になれないのか、を考えると、うーん、「三題」から連想される「テーマ」に興味がないからかな。自分の考えを整理することを優先に考えているからでしょうか。
それとも、物語に対して面白さ、派手さよりも教訓を求めているのかもしれない。そうだとすればずいぶんと馬鹿らしいことをしている。
アレ、そういえば、書くことがないのに書いている理由までは説明は出来てないなぁ。まあいいか。
……本当は「感想」について書きたかったんだけど、千字超えたんでもうやめます。おやすみなさい。
いつも通り1時間くらいで書いた。テキトウな論理。