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それぞれがぞれぞれの過去

お初です!初めての作品初めての投稿!書いては消して書いては消して、何回も悩んだ挙句あげようと思いました!誤字脱字おかしな所ございましたらお教えください!どれくらい続くかも未定ですがよろしくお願いします!


深夜の午前1時、普通ならば大半は寝静まっているだろう時間帯に家に着く、「妹たちを起こさないようにしないとな」そう呟きながら玄関のドアを引き家に入る。晩御飯は食べずに明日の朝に兼用として食べる、いつもどうりの生活だ。



俺こと下山握人(しもやまあくと)は今年で16になるただの一般人だ、少し違うことといえば学校は小学校の途中から行けていない事や、あまりお金が無い事くらいだろうか、もちろんこんな時間まで学校にも行かずに遊んでいた訳では無い、ただただ働いていたそれだけだ、普通だろう、当然だろう、本来なら学校に通うのかもしれないがそんな余裕はありはしない。



俺が8歳の頃親を事故で無くした、親戚に引き取られたが俺が14際の頃にも引き取ってくれた親戚が不幸にあいそれ以降誰も引き取ってくれなかった、俺には3人の妹たちが居て俺よりも1歳年下の長女下山未希(しもやまみき)3歳年下の次女下山花奈(しもやまかな)そして6歳離れた末っ子の下山柑(しもやまみかん)、俺には彼女たちを真っ当に育て上げる長男としての義務がある、だからこそ15歳の今ですら色々な仕事を掛け持って働かさせてもらっている。





朝3時新聞配達に出かける、まだ日中や夜は蒸し暑い夏の終わりの9月でも3時くらいだと意外と涼しい、そんなことを考えながら今日の配達を終えて6時には家に帰り妹たちと自分の分の朝ごはんそして今は中学3年生の妹未希と1年生の妹花奈のお弁当を作る、柑は学校で給食があるので大丈夫だ。




朝食とお弁当を作り終え食べ終えた頃朝8時手前頃一番寝坊助な花奈が起きる、ちなみに未希はいつも6時半には起きており手伝ってくれるのでまだ小学生の柑ですら7時には準備を終わらせていると言うのに花奈にはもう少し早く起きて手伝って欲しいものだ...…



花奈が朝食を喉につまらせながらもなんとか食べ終え2人に連れられて学校えと向かっていくのを見送った後俺は直ぐに次の仕事に向かう。これが毎日のルーティーンであり、俺の人生である、大切な家族の為にも自分が働かなければ行けないのだ、そう考えれば辛くもないし頑張ろうという気にもなってくる、妹たちには出来る限り「普通の生活を送って欲しい」



そんな事を考えながら次の仕事に向かったのだった



―――――――――――――――


「みきぃ〜今日カラオケ行かなぁ〜い?」

「ごめん!今日は早く帰って家の事やらないとなんだ...」

「あぁ〜分かった!じゃあまた今度行ける時教えてねぇ〜」

「うん!本当にごめんね?」

「気にしなくていいよ!うちも誘ったの急だったからね、じゃあまた明日ねぇ〜」

「また明日ね!」



私は下山未希私には夢がある、どんな人にもあると思う小さなものから大きなものまで、私の夢は大きさで言うととても小さいかもしれないけど、とても大切な夢、私の大好きな人にお腹いっぱいに食べてもらう事、私の大好きな人に寝すぎて疲れたぁ〜って言って貰えるほど休みをあげる事、私の大好きな人にずっとずっと元気でいてもらうこと、あ、これは少し大きな夢かな?けれども私は何としてでもこの夢を叶えたい、全部なんて言ったら贅沢だって怒られてしまうかもしれないけど、それでも叶えたい。




「花奈さん!何故あなたはいつもそう....」

「あははは...まぁなんと言いますか..」

「あなたは頭が良いはずです!なのに何故授業中に寝るのですか!」

「先生、それは違います、私は寝てるからこそ頭がいいのです!寝る子は育つのです!」

「もう!訳の分からないことは言わないでください....」

「あははは!まぁそういう事でそれでは!トウッ!」

「あっ!ちょっと!はぁ〜また逃げられましたか、全くなんでもこう花奈さんは...いいえ、これもまた花奈さんのいい所なのかもしれないですね」



私の下山花奈は自分で言うのもなんだけれどもかなり頭がいいそんな私は気づいてる事がある、それは私のお兄ちゃんの事についてだ、うちのお兄ちゃん下山握人アクにぃは私たち姉妹に嘘をついている、アクにぃは私たちの生活は生活保護と少しだけアクにぃが働いて出来ていると言っていた、だが今住んでる賃貸の料金、洋服や小物、生活必需品、水道光熱費、食費それに私たちの携帯やお小遣い、何をどう計算しても合わない。


少なくともお兄ちゃんは一日に約18時間月26日以上働いていないとおかしい計算になる、この前偶然見つけた通帳には恐らく私たちの進学用の資金や何かあった時用の為と思われるお金が入っていた、ぶっちゃけた話、私はお兄ちゃんの事が好きだ、LIKEの好きじゃなくLOVEの好きだ、姉妹の2人も多分同じだ、そんな私からしたら好きな人が限界ギリギリの生活をしていると考えるだけで胸が張り裂けそうな思いになる、だから私が本気で頑張って大金持ちになってくるお兄ちゃんを恩返しの意味合いも含めて私が楽させて上げたいのだ。




「私の将来の夢は!国の一番えらいひとになってアクにぃがすみやすくて、たいへん、な思いをしないでもだいじょうぶな国を作ってあげることです!」

パチパチパチ

「とてもいい夢ですね柑さん!ぜひお兄さんの為にも頑張ってください!」

「はい!ありがとうございます!せんせい!」




わたしはお兄ちゃんががんばってくれているのを知っているなんでそれをかくして教えてくれないのかはわからないから教えてくれるまでまつことにしてるの、1ヶ月くらいまえわたしが夏休みだった時にアクにぃはよくおうちからいなくなっててたまにしか遊んでくれなかった、ふしぎだったし悲しかったからアクにぃがおうちに帰ってくるまでずっと待ってたの、そしたらいつの間にか寝ちゃってた、だけどふと目を開けたら泥まみれで汗びっちょりのアクにぃが私をお布団まで運んでくれてた、それを見てわかったの、アクにぃはわたしたちのためにがんばってくれているのって。



だからめいわくかけちゃダメだし、わがままもあんましいわないアクにぃまでいなくなっちゃったらみかんも悲しいしおねぇちゃんたちもすっごくすっごく悲しいと思うから、だからアクにぃ、わたしたちをのこしてどこかにいかないでね?

いかがでしたでしょうか?まだ第1話なのでまだまだこれからかと思いますがよろしくお願いします!投稿期間に着いても暇な時間に書いていくので余り早くないかもですがお付き合い頂けたらと思います!でわでわ(・ω・)

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