ごり押しをしたい季節
創真は、ドアの前でつぶやく
「今回の作戦はこうだ。まず、日和にゲームを一緒にやらないか誘う。あいつはボッチが嫌いだから簡単に許可するだろう。そして三十分くらいたってから、日和の手をつかんで、外へ引っ張り出す。つまり、ゴリ押す!!!行ける!」
日和の部屋をノックして、創真は呼びかける。
「おーい、日和。一緒にゲームやらない?」
わずかな静寂のあと…
「え…?いいけど…」
簡単に部屋に入れた。
「作戦第一ステージ突破!」
「何か言った?」
「いや、なんでもない。」
気を引き締めるべきだ、と創真は思った。
「ばれては元も子もない。まずは作戦を優先すべきだ。」
と、つぶやきながらコントローラーを握る。
三十分後…
「よし、そろそろ…」
「お兄ちゃん、どうしたの…って、え?いきなり手をつかんでどうしたの?離して?なんで引っ張るの?」
「よし、このまま…って、こいつ握力やべえ…!ちょっ!痛い痛い1」
思わず手を放そうとした、が
「ひ、日和さん?手を放していただけませんか?痛いんですが!?」
日和は微笑んだまま…
「どうしたの?お兄ちゃん?」
「ちょっ!こ、怖いんですが!離してくれ、痛い!痛いって!あああああ!!!!!」
この後ねんざして、病院に行った。
「まだ始まったばかり。次こそは…痛ええ!!」
まだまだ戦いは続きそうだ。
この分を書くにあたって…をどうしようか迷ったんですよね…(汗)
・・・か…どっちがいいですかね?
回答していただけると嬉しいです。