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『最愛』
あなたとなら
生きてゆけると
心の底からそう想っていた
けれどあなたが
いなくなってしまって
あたしの心にはぽっかりと大きな穴が開いた
どうして?
どうしてあなたが
消えなければ
ならなかったの?
神様
彼を返して
あたしにはまだ
伝えていない言葉があるの
輝く瞳
優しい心
そんなあなたはもう
何処にもいない
それでも
あたしはあなたのこと
探してしまう
もう一度逢いたい
あなたと歩いたこの道を
あたしは独りで
何度も歩いているよ
そうすればいつかあなたが
ふっと
逢いに来てくれるかもと
淡い期待を抱いて
ねぇあなた
今何処にいるの?
あたしは変わらず
此処にいるよ
また逢えるかな?
それはわからない
けれどいつか逢えると
信じて生きてゆくよ
「大丈夫?」と
言ってくれたあなた
その言葉にあたしが
どれだけ救われたか
あなたの存在そのものが
あたしのいのちであり
生きる意味
あなたはもういないけれど
あたしの心の中にいる
だからあたしは
あなたのこと
決して忘れない
ずっと
ずっと
ずっと…
遠くなった
あたしたちの距離
それでもあたしの
想いは揺るがない
どれだけの時間が過ぎても
あたしはあなたのこと
愛している