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『生歌』
「あの頃に戻りたい」
頑なにそう願っていた
あたしはどれだけ
弱い人間だったの
それは愛ではなく
単なるすがる気持ち
勘違いしていたのね
20年もの間
それでも気づくことができた
だからマシな奴だと言って
あなたが笑ってくれるなら
あたしは救われるから
解き放たれ笑顔が咲く
此処まで来られたのね
「次は何処へ行こうか」
沸き上がり溢れる希望
この生き方ができるのも
あなたに出逢えたから
時につまずいても
時に立ち止まっても
泣きわめいたそのあとは
太陽に照らされるわ
あなたはとても眩しくて
比べては落ち込むけれども
そんなことは無意味だと
背中が語っている
ねぇ待っていて
あたしは歩く
もう振り返りはしない
あなたを追いかけていた
あたしはとても不安定
しっかり地に足を着け
踏みしめながら実感する
あぁこれが
『生きること』だと
あなたにすがる
それではダメね
あなたと生きてゆきたい
あなたと生きてゆきたい




