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水辺には、魚
きらきら きらきら
輝くうろこ
光の破片 水の欠片
ゆらゆら ゆらゆら
揺れて 凪いで
また、揺れて
あまりに気持ち良さそうで
ちゃぷちゃぷ ちゃぷり
戯れに 水を蹴る
円を描いて 広がる波紋
その行く末に、魚
さわさわ さわさわ
風が静かに 通り抜けた後
ぽつりと聞こえた 言葉の欠片
「わたしたちだって、それなりに大変なのよ」
泡沫の声 空耳の声
思わず目を向けた先
輝く断片を 貼りつけて
きらきら ぱしゃり
優雅に尾びれが 水面を叩いた
再び大昔のテキストをサルベージ…しようとしたのですが、文字数規定に引っ掛かり(笑)、無理矢理に別テキストとくっつけて改変しました。
イメージ的に対ではあったのですが、詩(のようなもの)という形態で200字以上という縛りは辛いなあ。
一般的に『詩』って文章を可能な限り「単語」に濃縮したもので、200字以下のものが大半じゃないのか?