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雨の日、君に会いに行く
今日も雨が降る
ぼくは傘を片手に 君に会いに行く
優しい君はいつも 涙を隠して
悲しい事が多い毎日
ただ静かに 笑っているから
そんな君に 僕は何も出来なくて
ただ 会いに行く
いつでも君の泣き顔を
隠してあげられるように
今日も雨が降る
あなたは傘を片手に わたしに会いに来る
聡いあなたはいつも 言葉にはせず
背を向けるわたしに
ただ静かに 傘を傾けるから
そんなあなたに わたしは何も返せなくて
ただ 笑ってみせる
あなたが思い出すわたしの顔が
せめて笑っているように
今日も雨が降る
僕/わたしは
君に/あなたを
会いに行く/待ち続ける
知っていますか?
あなた/君が いれば
悲しい事も ほんの少しだけ
忘れる事ができるのです
別名義で書いた最後の『詩のようなもの』の少々改変版。割と最近書いたものです……が、イメージ画像を作ろう作ろうと考えて一年以上放置されており、そのまま忘れ去られる所でした(ナニ)何となく、二つの視点で同じテーマを書いてみたかったのですよ。