序章
初投稿です !
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昔々、あるところに小さな村がありました。
村人たちは畑を耕し、家族と笑い合い、静かに暮らしていました。
けれどある朝、一人の村人が消えてしまいます。
残されていたのは、ぼろぼろに裂けた服だけでした。
服には大きな爪あとが残り、べっとりと赤い血が染みついていました。
オオカミではありません。
狼は人を丸呑みになどできないからです。
熊ではありません。
もし山から大きな熊が下りてきたなら、誰かが気づくはずだからです。
人ではありません。
人には、人を引き裂くような鋭い爪はありません。
それは、人狼のしわざでした。
人狼は、人に化ける怪物です。
昼には優しい顔で笑い、夜には鋭い牙で人を喰らいます。
仲間のふりをした人狼が、村人たちに紛れ込んでいたのです。
村人たちは広場に集まりました。
そして輪になって、話し合いを始めます。
誰が人狼なのか。
誰が嘘をついているのか。
人狼は姿を真似しているだけです。
だからきっと、どこかで間違えます。
言葉を。
仕草を。
表情を。
村人たちは互いの顔を見つめました。
声を聞きました。
小さな違和感を探しました。
けれど、証拠なんてありません。
「なんとなく怪しい」
それだけで、人を疑うしかないのです。
やがて村人たちは、一番怪しいと思った一人へ石を投げました。
たくさん石をぶつけられた者は、処刑されます。
それで終わり、のはずでした。
ですが、ずる賢い人狼は生きていたのです。
その夜。
人狼はまた一人、村人を食べてしまいました。
次の日も、村人たちは話し合います。
仲間に化けた怪物を見つけ出すために。
人狼は嘘をつき続けます。
村人が、最後の一人になるまで。
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