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その２９
ボピ「こちらがその帽子です、
でいいだろうがあああ」
司会「お言葉を返すようですが、
ボピ指導員」
ボピ「はい、なんでちょう」
司会「語尾が、です、というふう
に二文字で終わってしまうと、
なんだか無愛想と言いますか、
丁寧じゃない感じになってしま
うんですよね」
ボピ「なら、こちらがその帽子で
あります、と言えばいいだろう
があああああ」
司会「いやいや。～であります、
というのは固い感じがして使え
ませんよ」
ボピ「なら、こちらがその帽子で
ございます、と言えばいいだろ
うがあああああ」
司会「いやいや。～でございます
も固すぎて使えませんよ」
ボピ「じゃあ、やっぱり、こちら
がその帽子です、でいいだろう
があああああ」
司会「ですから、繰り返しになり
ますが、語尾が～です、だと短
すぎて、どうしても不愛想な言
い方に聞こえちゃうんですよ」
ボピ「てめえ。どういうわけで、
そんなに無愛想に聞こえること
を嫌がるんだ。別に、無愛想だ
と思われても、かまわねえだろ
うがあああああ！」
