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クリッカーの転職物語  作者: タヌキ汁
第二章 強くなり・・・そして
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種族変更になるのか


『パンパカパーーーン! ステージクリア! ステージ19に上がります! くわえて貴方の全てが上昇します! 更に赤スライムに薬草を届き赤スライムが元気になりました! 報酬の赤スライムの感謝と赤スライムのスキンを贈呈します』


「や、やったーーーっ!」


 二日間、寝る間を惜しんで必死にクリッカーをし続けたシオウは、やっと目標のステージ19まで上げることに成功した。

 若干目元に隈ができているように見えるが、本人はそれくらい頑張って画面を殴ったり蹴ったりしていたのだろう。


 普通にタップしていれば多分半分以下の時間でクリアできた・・・とかは言わないでおこう。

 シオウなりに頑張ったのだから。


「えへへ~。皆元気になった~。よかったね~、えへへ~・・・・・・・・ん? なにこれ?」


 スライム達が喜び飛び跳ねているのを眺めていると、画面端にスキンと書かれた文字が現れた。

 赤スライムが面白がって煽ってくることはあっても、ずっと画面上に文字が浮かび続けているのは初めて見る。

 その為シオウは興味本位でその文字に触れた。


「お? スライムだ」


 スキンと言う項目に触れると画面が切り替わり、なぜかそこには青スライムと赤スライムが、二匹仲良く並んでいた。


「何でお前達一人なんだ~? さっきまで皆で楽しそうにしてたのに~?」


 シオウの問いかけに答えることはなく、スライム達は跳ねたり伸び縮みしたりを繰り返していた。


「ねぇ~ねぇ~」


 問いかけても反応が返ってこないのはいつものことなので、反応を返してもらう為に、青スライムに触れた。

 そしてその瞬間青スライムの画面が消え、代わりになぜかシオウの姿が映し出された。


「おぉ! 今度は僕が映ってる! すげぇー!」


 画面上に自分の姿がある。

 スライム達がいる世界に自分の姿がある。

 まるで僕もそっちの世界に入り込めたかのように嬉しくてはしゃぎながら、自分の姿が映し出された絵に手を伸ばした。

 だが、


「・・・・・・?? なんか僕の手細いし・・・・青い?」


 伸ばした手は人の手ではなく、まるで触手の様になっており、肌も青く変色していた。

 そんな自分の変化に驚きつつ、ゆっくり視線を己の身体に向けてみれば、


「スライム・・・・だ」


 なぜかシオウの身体は青スライムへと変化していた。

 青スライムは好きだ。

 嫌いじゃない。

 けど流石に自分が青スライムになりたいかと聞かれれば、首を横に振るだろう。

 なのでシオウは


「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」


 かなり混乱した。

 混乱して、困惑して、青スライムの姿のままポンポンと跳ねまわる。

 木々に激突することも構わず盛大に慌てふためいた。

 そして、いつも水浴びをする湖に落っこちてやっと落ち着くことができたのだった。




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