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クリッカーの転職物語  作者: タヌキ汁
第二章 強くなり・・・そして
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遊ぶばかりの日々


 シオウの稼ぎは少ない。

 日に数匹のブラバドを倒してはいるが、そんな数匹から取れる魔石は一つの安いパンを買える程度でしかなかった。

 一応アドットから貰った報酬の残りはあるが、それでもあと数日安いパンを買えるかどうかだ。


 丸一日ブラバド討伐してお金を稼がず、クリッカーを的にしてぶん殴り続けたり、モッソ~と遊んだりしていたのだから、お金が無くなるのは当然である。

 やりたいことだけやっていれば、そりゃあお金も少しずつ減り始めると言うモノだ。


「う~・・・・お金ちょびっとしかない」


 あの兵士の雑用依頼? から貰った小さな小袋の中身を見てシオウは悲し気にそう呟く。

 やりたいことをやって遊び続けていれば財布の中身が減っていくのは当然のことであり、もっと計画的に過ごせと思うだろうが、所詮子供なので計画的にとか普通に考えて無理な話である。


「ちゃんと魔物倒してるのに、なんで減ってくんだろ?」


 そう一人悲し気に呟きながら、あと数日分しか安いパンを買えない中身を見て考える。

 そして考えた結果、探索を頑張ることに決めた。

 誰にでもわかる結論であるが、子供が一人でその結論に辿り着けたことは褒めてもいいだろう。


「よーしやるぞー!」


 ブンブンブンブンとやる気を体で表現するようにこん棒を振り回すシオウ。

 かなりの早さで振り回しているのか、こん棒を振り回すたびに風が起こり周りの草を揺らしていた。

 この一週間でまたクリッカーのレベルも上がり、知らず知らずのうちにシオウの身体能力も向上していたのだろう。


「・・・・・・・・・・・」


 そして、こん棒を振り回し続けたシオウはフンスと鼻を鳴らした後、こん棒を腰に差し


「・・・疲れたから、やっぱり明日からにしよう!」


 はしゃぎ過ぎたのか、もう今日は寝ると言わんばかりに寝床に指定している草むらに身を隠すとその場で眠り始めてしまった。

 明日からガンバルは結局頑張らないことに繋がるのだが、シオウはそうならないことを願うばかりである。


 ちなみに


『ステージクリア! ステージ12に上がります! くわえて貴方の全てが上昇します!』


『ステージクリア! ステージ13に上がります! くわえて貴方の全てが上昇します!』


 クリッカーで遊び続けたおかげで、己の身体能力がかなり上昇して動きが良くなってきているのだが、そのことにシオウが気付くことは無かった。





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