サブヒロインを紹介してみた
前回、とりあえずといった感じでワタルとマリの説明を終えた後に次回からも人物紹介を続けていく的な引きで終わったんだけど、このまま続けるとグダグダと長引きそうだったので話を早く次に進めていきたいのでサブヒロインだけ改めて紹介する流れに変更しようと思いますのでご容赦を…
という事で本編をどうぞ〜
「ーー1話目を投稿してからだいぶ時間をかけた上に紹介をする人物すら省くってもう終わってるよこの作者…しかもさーーはぁ…」
そんな風にため息をついているのは僕ことワタルである。
(…え?なんで僕がため息をついているのかって?そりゃもちろんーー)
そこまで考えてから僕は横に居る人物へと目を向けていった。僕の視線の先ではちょうど
「ーー以上が私が自己紹介となりますね」
1人の女の子がそう言って自己紹介を終えているのが見えた。そしてその女の子は僕の視線に気付いた様で
「…私の自己紹介、駄目だったのでしょうか?」
首を傾げつつ心配そうな顔で僕へとそう尋ねてきていた。本来なら僕はここで女の子を安心させる為にすぐに返事をしてあげなければいけないタイミングなんだけど少し話す内容を考えながらの返事だったので
「…えっとねぇーーうん、大丈夫だったよ?」
そんな感じに少し言い淀んでしまったし、何なら目線すら逸らしてしまっていた。僕がそんな反応をしてしまったので目の前の女の子は
「……どこが駄目でした?」
先程よりも一層不安そうな顔でそう尋ねてきてしまった。その表情を見てしまった僕は
(…出来たら『この事』は伝えずに終わりたかったんだけどな…)
とある事を目の前の女の子へと伝える決心をした後
「…いや実はさーー」
そう言って女の子へと真実を伝える事にした。
「クロの自己紹介なんだけど、思いっきりカットされちゃったんだよね」
目の前の女の子、つまりクロは
「カット、という事は私が話したあの自己紹介は何かしら省略されたんですか?」
丁寧にそう聞いてきたので
「…まぁ、そうなるね」
僕はこれ以上追求して欲しくなかったので更にクロから目線を逸らす感じで返事をしてしまったが、どうやらこれが失敗した様でクロは
「…ちなみにどれくらい省略されたんですか?」
そう言って追求をしてきてしまった。
(…僕としてはこれ以上クロが落ち込む姿を見たく無いんだけど…)
どうにか誤魔化そうと考えはしたけれどクロがジッと僕の方を見てきていたので
(…仕方ない、か…)
僕はそう腹を括り、クロへと真実を伝える事にした僕は両手をクロの目の前へと出していき
「…これくらいだね…」
と言って両手を開いたままの状態にした。そこでクロは何かを察したのか
「…えっ?嘘…ですよね?」
そう言って後ずさりをしていった。僕としては「いやいや冗談だって!本気にしないでよ〜」
と、そう笑い事にしてあげたいところだけどこれは事実なので僕には
「…残念だけど、嘘じゃないんだよ…」
クロにそう伝えるしかなかった。僕からそれを聞いたクロは膝から崩れ落ちていき、そして
「自己紹介全カットするなら今回の話作らないでよ〜!!!」
泣きながらそう叫ぶのであった……
……正直書いていてめちゃくちゃやらかした感が湧いてきましたが、正直こんな感じでいじられキャラが居るほうがめちゃくちゃ話を作りやすかったです。といっても流石に今回みたいなのはやり過ぎましたし、それこそ本編中にクロが叫んだみたいにこの回自体が『不要だった』と自分でも思いました(…正直クロをいじられキャラにしたはいいものの全然あってなかった気がしました(笑))。
長くなりましたが、まぁ今回はこれで終わろうと思います。それじゃあまた次回お会いしましょう〜…あ、一応次回は予定は普通にクロの自己紹介を作者が責任を感じて行う、的な回を予定していますのでどうかご容赦をお願いしますm(__)m