お勉強4-9
最後に尿検査についてです。
*尿pH
尿の水素イオン濃度(酸性・アルカリ性)の度合い
を測る検査。食べ物の影響などで変化するが、尿路
に感染症があると変動するので、発見に役立つ。
*尿比重
腎臓などに障害があると、尿が異常に濃くなったり
薄くなったりするため、この検査で腎機能を推測す
ることができる。
*尿蛋白定性
腎臓に障害があると尿中にタンパク質が漏れ出る量
が増え、タンパク尿となる。また、尿管、膀胱、尿
道など、腎臓からの尿の通り道に出血があると、血
液中のたんぱく質が尿にまじる。
この検査は、腎臓から尿道までの尿の通り道のどこ
かに生じた病気や以上、特に腎臓病を発見するうえ
で重要な検査である。
*尿糖定性
尿に含まれるブドウ糖を調べる検査。血液中のブド
ウ糖が多くなりすぎると、尿にあふれ出て、尿糖が
陽性になり、糖尿病が疑われる。
*尿中ケトン体(アセトン体)
糖尿病のコントロール状態の指標となる検査。糖の
不足が続くと、ケトン体が過剰になって血中にあふ
れ、尿にまで出てくる。この状態をケトーシスとい
う。
*尿ウロビリノーゲン
尿の黄色っぽい成分である、ウロビリノーゲンの量
を調べる検査。肝臓病や胆道閉塞などの診断に役立
つ。
こうやって調べても、代表的なもの+腫瘍マーカーや血漿Dダイマーなど先生が教えてくれたもの以外は、頭のなかに残りませんねぇ。やはり餅は餅屋でしょうか。
参考文献
最新 病院の検査数値はやわかりハンドブック