90/109
お勉強4-4
血清タンパク関連の検査について
*血清タンパク総量(TP・総タンパク)
血液を放置すると、赤いかたまり(血漿)と、黄色
っぽい上澄み(血清)にわかれる。血清の中に含ま
れるたんぱく質の総量を測定する検査。
食品に含まれるたんぱく質が分解されてアミノ酸と
なって吸収されると肝臓に運ばれて、血清タンパク
や組織タンパク、酵素タンパクなどが合成される。
不要になると、排泄されたり、肝臓などで分解処理
される。
・アルブミン(ALB)
血清の濃さを調節する色素や薬剤を体内に運ぶ働
き
・A/G比(アルブミン/グロブリン比)
血清に含まれるタンパク質は、主にアルブミンと
グロブリンである。この比率を調べて病気の診断
や重症度を判定する。