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お勉強 4-2
*白血球数(WBC)
好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球の5種
類がある。
細菌感染などを起こすと、数を増やして防御するた
め、炎症の判定や造血器の病気を調べる手がかりに
なる。
*血液像(白血球分画)
白血球は種類によって働きが違うため、各増減によ
って病気の診断に役立つ。
・好中球
病原菌や異物を食べて分解する。好中球はさらに
桿状核球(若い好中球)と分葉(節)核球(成熟
した好中球)に分ける。
・好酸球
体の防衛反応を起こさせ、アレルギー病や寄生虫
感染で増加する。
・好塩基球
アレルギーや血管拡張などの作用に関与する。
・リンパ球
病原菌に対する抗体を作って退治し、記憶する。
・単球
マクロファージ(大食細胞)ともいわれ、病原菌
や異物を食べる。
*血小板数(PLT)
傷口をふさぎ、出血を止める働きをする。少なくな
ると、出血しやすくなったり、出血が止まりにくく
なる。多すぎると血液が固まりやすくなり、脳梗塞
や心筋梗塞の危険が高くなる。