抗がん剤投与四回目
3月5日(木曜日)
有給休暇を取得して迎えた運命の日。
二本分の採血をすませ、看護師の問診。
「調子どうですか?」と聞かれたので、
「今日できるかどうかヤキモキしてるだけですね」
と答えたら、
「こればっかりはねー、食べ物でどうこうできない
から」と返された。
気になったので、途中で断念した人はいるのかと訊
ねると、多くはないがいるとのこと。
副作用が強すぎたり、続行できる基準値に達してな
かったり……。
人生色々。患者さんの数だけドラマがある。
いよいよ主治医の問診。診察室に入るなり、
「できますよ」。
あー、ホッとした。
ちょっと低めだけど問題なしとのこと。ただ、次ま
でにさらに下がると思うから、体調管理は今まで以
上に気をつけるようにと注意される。
次回の予約を入れて、「いってらっしゃい」と送り
出された。
診察室を出たところで、先程の看護師さんに出会い
「よかったですね、いってらっしゃい」と言ってく
れた。
腫瘍センターで受付してから、ぼんやり待つ。
約30分後、座席の札を渡されて、投与場所へ。
針を刺す方の右腕を5分ほど温めてから、点滴針を
入れる。やや手首寄りだが、動かすには支障のない
位置に入れてくれた。
一本目を準備中にレスタミンコーワ錠5錠を服用。
10時37分 アロキシ投与。
10時49分 生理食塩水投与。
11時20分 パクリタキセル投与。
12時40分 待合室で簡単に昼食。
14時43分 カルボプラチン投与。
15時47分 生理食塩水投与。
体温測定と副作用の症状確認。
16時00分 投与終了。
血圧・酸素測定してから点滴針を抜き、「お疲れさ
までした」と送り出される。
無事にできた喜びからか、幾分速足状態で帰宅した
ため、帰宅後にだるくなる。
(当たり前だ)
血液検査
白血球数 2.1 ↓
赤血球数 385
ヘモグロビン濃度 11.0 ↓
ヘマトクリット値 35.3
MCV 91.7
MCH 28.6
MCHC 31.2
RDW 19.2 ↑
血小板数 48.3 ↑
C反応性蛋白 0.10
血液検査39の検査項目から抜粋。
投与用の点滴と投薬の種類
あれ? 投与量が変わってない。カルボプラチン減
らすとか言ってなかったか……。
追記
今回の2週間に及ぶ延期は、ご褒美と思うことにし
ました。
一番残る手足のしびれがどの程度で気にならなくな
るかとか、逆に一番副作用で辛くなるであろう来週
は、新型コロナ対策のため仕事にゆとりができる状
態なので、なんかありがたいなと。
せっかく増産してくれた好中球くん。大変申し訳な
いが、本日現れた新たな敵と頑張って闘ってくれ。
そしてまた増産してくれ。あと2カ月ほどだが頼む
よ!
また現在に追いつきました。
この後は週一程度+の更新になるかもしれません。
拙い綴りを読んでくださっている方々、ありがとうございます。
感想や質問したいことなどありましたら、お寄せください。
m(_ _)m